2020/11/06
今日は青学の講義、と言ってもこんなご時世なので事前収録して、編集した後、その動画を視聴する形の講義なんだそうな。という訳で、会社の会議室でビデオカメラに向かって話をする。なんというか、一方的にカメラに向かって話し続けるというのは手応えの欠片もなくてあれなのだけど、まぁ時間ぴったりにそつなくこなした感じはする。
という訳で、肩の荷がひとつおりた。おりたので、ランチョンで慎ましく打ち上げ。「琥珀の時間」は「ハーフ&ハーフ」と色が似ている。
新しい携帯が届くはずだったのだけど、不在だから持ち帰ったと言われ絶句。何のための宅配ボックスなのか。宅配ボックスの存在を真っ向から否定するような所業ではあるが、宅配会社に再配達の連絡をすると携帯という特性上なのだろう、宅配ボックスに置いていくことを禁じられているのだそうな。Oh NO...しかも再配達は明日になりますって、懊悩。
気がかりな仕事もひと段落して開放感に満ちているので、今日はぐんぐん読めそうな気がした。加藤典洋『テクストから遠く離れて』を読み終わった。三島由紀夫の『仮面の告白』における三島由紀夫と平岡公威の関係というのが面白かった。三島由紀夫という作家の目を通じて書かれた平岡の半生。自伝なのだけど、書く三島と書かれる平岡は同一ではない。正直あまり三島由紀夫には興味なかったのだけど、またいつか読んでみてもいいかなという気持ちになった。
その後、久しぶりに阿久津隆『読書の日記 本づくり スープとパン 重力の虹』を手にとった。楽しい。
年が変わり、ピンチョンが始まる。ピンチョンとランチョンは響きが似ている。ランチョンは好きなのだけど、ピンチョンは苦手というか、以前『逆光』を途中で挫折した苦い思い出がある。なんか、そんなにすんなり楽しめる?本当に?という感じで離れてしまったのでピンチョンを読む人の日常を読むことでまた読みたくなったりするだろうか。
ぐんぐん読むどころか、すぐに眠くなって寝てしまった。NIKKAの「セッション」を開けた。普通の値段で買えるウイスキー。色が薄くて水のようだがしっかりウイスキーだった。