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ルパンの原作色々あるのだが・・・どれ読めばいいんじゃ!!!
カリオストロの本を読んだ後、
調べていたらルパンシリーズの全集にいくつか種類があることがわかった。
ポピュラーなのは児童書として刊行されてきた
ポプラ社のシリーズ。
ところがこれは現状販売しているのが15冊しかない。
まぁそんなもんかと思うだろうけど、全部で30巻出てるはずなのよ。
だとするとなんで?ってなるでしょ。
だが一方で、ポプラ社の文庫版全集は20巻出てるんだよね。
翻訳が南洋一郎で同じはずなのだけど、この差は一体??
偕成社バージョンは一体何?とか謎が深まるのだが、
とりあえず、原書の全訳版の全集は偕成社のシリーズと言うことらしい。
ポプラ社のは少年少女向けに大幅に改筆・圧縮した翻案作品として位置づけられているとのこと。南洋一郎の作品としての性格が強い。
なので、ルブランのルパンと南洋一郎のルパンは、似て非なるものということ。
そうなるとどちらを手に入れるべきか悩ましい。
原典主義であれば原初に忠実な偕成社版ゲットしとけばOKってことなのだが、日本でこれだけルパンというキャラクターが認知されているのは、南洋一郎のルパンが果たした役割が大きいからだ。
そしてルパン全集が旧版は30巻出ているのに、文庫版だと20巻に減っているのは、ルパンが出てこない作品を外したことと、ラスト5巻はルブランの死後、遺族の許可を得てナルスジャックが書いたものだからそちらも未収録にしたということのようだ。
偕成社版はルパンが出てこない作品も含め、ルブランの原作を翻訳したもので、25巻+別冊が5巻出ていて、全30巻。
その別冊の5冊というのはナルスジャック版だ。
下記サイトの解説および南洋一郎のwikipediaが
わかりやすかったので大感謝。
と言うわけで偕成社の全集を狙っていこうかな、とも思うのだが、
バリバリに翻案された作品として南洋一郎も買い、
子供と一緒に楽しむというのも魅力的な選択肢ではある。
その際に文庫庵20巻セットでいくのか、はたまた、
南洋一郎としての原典30巻セットにいくのか、ここは悩みどころ。。。
さて、どうしたもんか。。。
追記
ルパンで悩んでいたらモンキー・パンチ氏の
訃報に接した。。ご冥福をお祈りします。
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