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海底2万マイルへのオマージュ マジックツリーハウス 5

モーガンにかけられた魔法が解けた以上、冒険には新たな動機が必要だ。
ということで、モーガンの本集めを助けるために、マスターライブラリアンの資格を得る旅が始まる。

第9話は海底探検。
海辺でサンゴ礁について学び、潜水艇で海底へ。
サメに追われたり、巨大タコに絡まれたりしながら、
海のお宝、真珠を見つけるお話。

シリーズをずっと読んでいけば程よく色んな知識が得られる構成が
児童向けロングセラーの秘訣かしら。

物語のモチーフであるサメの襲撃や巨大タコは、
要するに名作『海底二万マイル』へのオマージュな訳で、
そんな話があるんだよという話をしてみるのも良い。

とはいえ、マジックツリーハウスを読んでいるくらいの年齢だと、
『海底2万マイル』を独力で読むにはもう少し時間がかかるだろうから、
『海底2万マイル』を原案として製作された『不思議の海のナディア』を
一緒に見て盛り上がっちゃうという手も無くはない。

dアニメストアとかでも見られるらしいよ。

第10話は西部開拓時代。
カウボーイが出てきて、1800年代にはムスタングという野生の馬が100万頭以上いたなんてことを教えてくれる。(知らなかった!)

第10話では本の中での行動が影響を与え、
カウボーイが後に本を書くことになる。
そして現実に戻った時、自分たちが冒険しに入った本自身が、
彼の著作だったというドラえもんによくあるような入れ子構造の物語。

これ、理解できたら子供は感動するんじゃないかな。
それまでのお話とは違う、ちょっぴり構造が複雑になった物語。

自分の好きなことを表明すると、気の合う仲間が集まってくるらしい。とりあえず、読んでくれた人に感謝、スキ押してくれた人に大感謝、あなたのスキが次を書くモチベーションです。サポートはいわゆる投げ銭。noteの会員じゃなくてもできるらしい。そんな奇特な人には超大感謝&幸せを祈ります。