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依存症になるのは、安心して人に依存できないから

人って誰かに依存して生きてるんだよなー。
親、兄弟、親戚、友達、恋人、地域の人。
人以外にもなにかに依存して生きてると思う。
僕だったら、本、まんが、映画、ゲームかな。
ないとめっちゃつらいよねー。
だから、いくつもの依存先をたくさん持っていることが健全であり、精神的に安定するんだと思うのよね。

逆にひとつしかないとそれだけに過度に傾倒してしまう。
日常生活に支障が出るほどになった状態を「依存症」と呼ぶんだろう。
でも、少なからず人って誰かに、なにかに、依存してなきゃ生きられない生き物なんじゃないのかねえ。

◆◆◆

Eテレ バリバラ「いまこそ薬物依存症を考える」。
いい番組だよねー。

専門医の松本さん曰く、依存症になる人は依存先がとても少ない。依存先を増やせないのは「安心して人に依存できない」からだと。
これには激しくなるほどなーと思った。

心許せる人なんていやしない、だから、モノやなにかで満たそうとする。
この気持ちとても分かるなあ。
狂うように摂取してしまうことってある。
別のなにかで心の空白を埋めようとしたこともある。
それが違法薬物じゃなかっただけで。

薬物中毒者という表面的なワードとしてとらえると「こわい」イメージが先に立ってしまっていたのよね。
けれど「安心して人に依存できなかった」かもしれない人と思えると全然違って見える。
自分だって似たようなもんじゃんって。

情報があふれている時代と言われているけれど、人を豊かに多面的な視点で見てみるような情報ってまだまだ少ないなって思う。
少ないけれど、でも確実に伝えてるメディアはあって、中でもバリバラは数少ない貴重なコンテンツだなーと。


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