カナダのゲーム会社の待遇

今回から何回かにかけてカナダのゲーム会社の現場について書きたいと思います。結構ぶっちゃけた話なのでゲーム業界で移住に興味のある方など参考にして頂ければと思います。

まずは注意書き

これからの記事にあらかじめ言っておきたい事があります。
私を含めカナダの事例はすべてPC及びコンシューマゲームを作ってる大手スタジオに勤務してる人です。中小企業はビザサポートしてくれないので日本人がほとんどいないので省きました。更に私がモントリオールに住んでるのですべてモントリオール基準になってます。
最後にこの一連の記事は個人の経験に基づくもので統計的な根拠はありません。個人差や勤務先によって大きく違うものもあるのでそのあたりはご了承ください。

今回は私の経験からなんですが今はインディーズで色々と特殊な環境なので前いた会社での経験を中心に書いて行きます。
あんまりはっきりいうとまずい部分もあるのでそのあたりはネットで検索出来る情報に差し替えさせて頂きます。

勤務形態

アメリカで新卒として入社したんですが入社当時は時給制の派遣社員でした。入って4ヶ月くらいでモントリオールに移って正社員になりました。

職務内容

13年ちょっと勤務してたんですが最後の5年くらいはゲーム開発チームの中間管理職の仕事をしてました。私の得意分野がアートとゲームデザインの交わる所だったのでUIやアニメーションチーム等のマネージしてました。スピード出世する人もいるので例外もいましたが最低五年くらい経験がないとなれない役職でした。
マネージしてたチームサイズは色々変わりましたが最小で8人最大で20人くらいでした。

給与

このへんは流石にちょっとまずいのでglassdoor (給与を匿名でアップ出来て会社を検索出来るサイトです）調べで書きます。

glassdoorによるとこの役職の平均基本給は$75,000です。
（円相場によりますが625万円から680万くらいです）
その他もろもろの手当とかボーナスを含めた年収は普通の年で$90,000位、大ヒット作ですごい貰って$110,000くらいになると思います。

休暇

有給は新卒で年10日で私はやめる頃には年20日でした。忙しい時でなければ1，2週間くらいは続けて取れました。
その年とらなかった分は次の年に繰越になって一定量を超えると換金されるシステムでした。
それ以外にも公休と年末に一週間休みが貰えました。

福利厚生

社内に医療クリニックがあり普通に病院で予約をとったり救急外来より行くより楽に診てもらえました。
個人的には使いませんでいたが会社の隣に保育園もあり社員の子供が優先的に入れるシステムになっていました。

残業

基本的に残業はしませんでした。
入社した頃はそうでもなかったんですが退社する頃には残業は一部の人を除き基本的にない会社でした。

ビザサポート

労働許可書は会社が手配してくれました。
結構長く働いたうえに役職が変わるたびに申請しなくちゃいけなかったので結構な数になりました。
永住権の申請も申請料は自分持ちでしたが専門家のサポートを無料で付けて頂いたのですごく助かりました。
今は申請料の一部も負担してくれると聞きました。

会社によって待遇は違いますが大手では大体こんな感じだと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
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