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[仕事のはなし] 思い描く客層と実際の客層とのギャップ


仲間と運営しているNPOでは、さまざまな活動をしています。
その中のひとつに、手作り作家さんを対象としたレンタルショップの運営があります。

古民家内の土間に古箪笥を並べ、そこを区分けして定額で貸し出し。
駆け出しの作家さんにとっては、少ない資金で始められる小さなお店になり、販売を委託できるので仕事や育児をしていても気軽に始められると好評で、有り難いことにほぼ全てのスペースが埋まっています。


作家さんとの会話

今日、納品に来てくれた作家さんとお話ししました。
新作が出来たとのことで、商品の説明を受けた後、「(作家さんと)同世代のお客様が良く買ってくださいますよ〜。こんな雰囲気の方が多いですよ〜。」と話したところ。

「え!そうなんですか?」と驚く作家さん。

「友人グループでランチに来たマダム世代が食事後にみなさんでワイワイと商品を見て、購入してくれますよ。」

その作家さんは子育てを終えた女性。趣味で始めた作品作りにハマり、人の目に触れたい、販売してみたいと一歩踏み出して、私たちのお店に来てくれました。

想定していたお客さん


よくよく話を聞いてみると、子育て中のママさんに向けて、育児中に一息ついて欲しい安らいで欲しいという想いがあり、商品を作っていたそうなんですよね。

そもそも、私たちは絵本の読み聞かせをしたり、子どもに優しい場所を心がけているので、その方には親子連れのお客様のイメージが強かったかもしれません。

しかし、実際に手に取るのは50〜70代の女性たち。
そのギャップに驚いていたんですね。

ママたちの復職が早まっている


昨年はまだ、未就園児のお子さんを連れたママさんグループが来店してくれてました。
今年は、お子さんの年齢が0才。ママは育休中。という方が多い。
年々、産後女性の復職が早まっているのを感じます。

赤ちゃん連れのママはのんびりランチはするけれど、商品を見る余裕はあまりありません。
カフェの客層=購入層ではないのです。

イメージする客層と実際の客層とのギャップ

レンタルショップなのであくまでオーナーさんが商品を販売するチャレンジの場所。
私たちは、展示の仕方や商品の選定、今後の方針にはノータッチです。
作りたいものを作るのか、売れるものを作るのかは作家さんによって違います。

それでよしとしてきましたが、今回のギャップを目の当たりにして、今まで以上に作家さんとコミュニケーションをとり、私たちが気づいたことはどんどんシェアして、売り上げを伸ばしたい人のヒントになればと思いました。

今日の作家さんは、商品作りの考え方を軌道修正するそうです。頑張ってる方の売り上げが伸びるといいな。
私たちも試行錯誤を繰り返して、少しずつ成長し続けたいです。


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