見出し画像

モノづくりの静かなる熱意と触れ合う場 「ART&CRAFT静岡手創り市」

静岡市の護国神社で毎年、春と秋の土日に開催される『ART&CRAFT静岡手創り市』に行って来ました。
来年春で15年目だそうです。

初期の頃から訪れている、大好きなマルシェです。

詩的な場所

神社の境内の池をぐるりと囲む参道に、県内外からさまざまな飲食と物販の店舗が並びます。
芝生などの、開けた開放的な場所ではなく、木が茂って、木漏れ日が差し込み、たくさんの人が行き交い砂利と落ち葉を踏みしめる音が響く場所。

主催者の意思を感じる空間つくり

まず、クラフト出店者さんの意識レベルが高いです。遊びで活動してる人はいません。
皆さん、本気で創作活動をしている工房や作家さんばかり。
作品ひとつひとつが見えないベールで守られているような、気軽に触れてはいけないような。そんな空気を感じます。
作家さんご本人は、あくまでも控えめで、まずは作品を見て欲しいという思いが伝わります。
流し見するだけのお客さんも多いので、作家さんも見極めている感じ。ガンガン売れるものではないですからね。
真剣に見ていると、話しかけてくれます。そしてこちらが質問すると、喜んで答えてくれ、作品についてどんどん教えてくれます。

気になった木工作家さん 写真を撮らせていただきました
山⛰️ ユーモラスな形がかわいい♡
彫刻刀で彫って作っているそうです。

素晴らしい作家さん、工房ばかりなので、敷居が高く感じますが、その敷居があるから、次回以降の出店者の意識レベルも高まり、お客さんも一定の緊張感を持って作品に対峙できるんだろうな。

つまり、そのような出店者を募集できる魅力のあるイベント作りをしているということ。
隅々まで、主催者側の意識が行き届いているということだと思います。

こだわりのフード

食事半分、焼き菓子半分くらいの割合の印象。
8割以上が市外からの出店な気がします。素材にこだわり、個性的で美味しい専門店ばかり。

フードは特に人気があり、特に午前中は行列ができます。
お目当てのお店がある方は朝イチで来場して午前中で帰るパターンが多いです。

うっかり中途半端な時間に行くと完売で、ランチにありつけないことが多いので、私はお昼ごはんを食べることはやめました。
ここ数年は午後から物販をのんびり回って、在庫がある焼き菓子をお土産に買って帰ります。

購入品🍪 米粉のクッキーと、パウンドケーキ

アクセサリーの人気高し

お皿や帽子、服と違い、手軽なアクセサリー。
場所をとらない、チャレンジしやすい、手づくりなので一期一会。
そのような理由だと思いますが、アクセサリーの店舗はいつも人だかりです。

写真館の出張撮影所

街中の写真館のカメラマンさんが、家族写真、グループ写真、個人写真を撮ってくれるブースがあります。
ほとんどの出店者は入れ替わりがありますが、写真館は毎回ほぼ同じ場所で参加されているので、馴染みの顔で嬉しい。

私は長男妊娠中に初めて撮影してもらって、産後に0才の長男を抱っこしてまた撮影。
その後も、きまぐれですが、定期的に撮影してもらっています。
昨日は、私とこどもたちと3人で撮影してもらいました!
「お兄ちゃん大きくなりましたね〜。何年生?」
「5年生ですよー。もう11才です。」
「わー!」
「妊娠中から撮ってもらってるから、もう12、13年?。いつもありがとうございます〜」
「嬉しいな〜」

屋外で普段着。いつものカメラマンさんに撮ってもらう気取らない家族写真。
リビングに増えていく写真を見るたびに幸せな気持ちになります。

アナログカメラでの撮影なので、写真の選定はカメラマンさん。毎回、どんな写りかドキドキです。


今回は、『ART&CRAFT静岡手創り市』のレポートでした。
お読みいただきありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集