「過去が織り込まれて、未来が折り畳まれている“今”を大事に生きる」ということ。
こんにちは、megです。
昨日外出先で突然腹痛に襲われ、予定を変更して急いで帰宅しました。
原因はおそらくストレスによるもの。
一昨年の秋に大腸がん検診で引っかかり、1月に再検査として内視鏡検査を受けました。
その際に先生から「潰瘍性大腸炎の疑いがある」と言われ、半年に1回検査を受けるようにとの事でした。
ストレスが胃腸に出やすい私は、おそらくこの1週間ほどニュースを見る度に震災の被害にショックを受け、さらに恐怖心から毎日地震の情報を集めていたことも影響したのだと思います。
被災していない私ですらこのように体調を崩すのだから、現地の方たちはもっと大変な中で生活されているのだと思います。
被害にあわれた方々におかれましては、1日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。
今日は乱れている自律神経を整えるため、「自律神経を整えるヨガ」を中心に行いました。
心と体が楽になったように感じます✨️
ブログには今日行ったヨガの動画も紹介しているので、よろしければご覧ください😊
ヨガ哲学を学ぶようになって興味を持ったのが仏教や禅の世界のこと。
もともとは全く宗教については興味がなく、仏教に触れるのはお葬式や法事の時だけでした。
そんな私が大人になって、ここ数年神社に行くのが好きになりました。
そこからヨガと出会い、ヨガ哲学を学びたくなり、そして仏教や禅の世界に興味を持ちました。
voicyフェスでも住職の方がパーソナリティーをされていることも知り、そのお話を聞くととても学びが多く、そして癒されるような気持ちになりました。
今とは何か?
『The yogis magazine vol.3』の122ページに、編集部の方と藤田一照さんの対談が掲載されています。
ナマの禅を理解したいなら、禅の教えを自分が修行し、自分の体を通して直接に内側から禅を知るべき。
知識や情報を返して知る禅は、船が去った後の波を見ているようなもの。禅という動く船を陸から見るのではなく、直接船に乗って揺られながら肌で知っていく。
修行というと難しいことをするイメージだけど、その時その時やるべきことをやるべきようにやるだけ。禅の特徴は集団で修行すること。自分の都合ではなく、道場のスケジュールに沿って生活をすることが大事。
自分は宇宙でたった1人だと言う独在性alonenessと、他者と共に生きているという共在性togethernessのどちらも捨てず、その両者の緊張の間を生きる。禅の世界では矛盾あるものを矛盾なく取り扱えという。
人生の初期はtogethernessが多く、歳をとればとるほどalonenessが強くなる。でも完全にどっちかだけということは実際にありえない。
とにかく今、自分として最善の行為をしてみる。そうすると、もっと豊かな世界が開けてくる。
宇宙はすべてのものが生きて修行しています。行為とは常に今のこと。だからこそ今が大事。今の行為は今しかできない。今の息は今するしかないでしょ。
自分が今、行為をしていないなら、時間も空間も意味を持たない。吸う行為が時間を生み出し、吐く行為が時間を生み出す。自己がいないと宇宙も始まっていない。世界が開闢(かいびゃく)しているのは、今ここの自己から。自己が消えたら世界も一緒に消えます。
自己というのはヨガでいう真我です。真我が宇宙を生み出しているし、真我が時間を生み出している。人間はあたかも宇宙を別に見るような自分がいると考える。自分とは別の宇宙が向こう側にあるように思って、主観と客観と言う経験の整理の仕方をしてしまう。主観を私と呼んで、向こう側の客観を宇宙とか世界とか言います。
自己=All/All=1。
今の自分には過去が全て織り込まれている。過去は過ぎ去っているけれど、そういう形で過去が今に存在している。今には同時に未来も折りたたまれている。今は未来の種です。いずれにせよ、未来を大事にしたかったら、今を大事にするしかない。今は未来の種だから。未来に触れたかったら今に触れる。過去も過ぎ去ってはいるけれど、それを活かしたかったら、丁寧に今を生きていく。
でも僕らは過去を悔やみ、未来を恐れて、今を台無しにしがちです。
忙しさに追われている人は、今を深く生きていないので、結果的に過去も未来もケアできていない。忙しい人はまさに心をなくし、ただ体を妄動させているだけ。そこには自己が主人公として立ち上がっていない。
時間の最小単位を刹那といいます。「刹那消滅」とは、刹那の時間幅で、物事が生まれ、持続し、消滅しているということ。刹那には幅があるけど、今には幅がなくてゼロです。ゼロでありながら、全てがそこにある。自己もゼロでありながら全てを含んでいる。
自己=今=ゼロ。
「今」と「自己」というのは最も根本のことでありながら、同時に究極の謎である。
とても深い。深すぎてまだ理解できない部分が大半だけれど、だからこそ探求する面白さがある。
大人になって、学びの面白さを知ることができて良かったと思っている。
私は毎月テーマを決めて暮らすようにしているのですが、先月のテーマはまさに、「今を大事に生きる」でした。
本文にもあった通り、忙しい日々に追われ「今」を大事に生きていないと思ったのがこのテーマを決めた大きな理由だでした。
「今」という時間をしっかり意識するため、「今」を大事にするため、日々のルーティーンを変え「物事の順序」、「時間の使い方」、「ルート」を変化させてみた。
また、【大事にしまってあるものをおろす】ということもやってみた。
「いつか使おう、いつか食べよう」と大事にとってあるものを“いつか”ではなく、今の自分のために良いものはどんどん使うようにしてみた。
料理も先に献立を決めるのではなく、自分や家族が“今食べたいもの”を優先するようにした。
今と言う時間の積み重ねで未来がある。
今をしっかり意識し、充実した毎日を積み上げることができれば、おのずと未来が変わってくるはず、という気持ちで1ヶ月過ごしてみたら、なんだか満足度の高い1ヶ月となった。
家族みんなが機嫌よく楽しく暮らせた☺️
そんな12月を過ごした後、1月1日に能登で大地震が起きた。
「明日がある」なんて事は当たり前ではなくて、今精一杯に生きることがとても大切なんだということを、宇宙から伝えられているような気がした。
「忙しい」と言いながら、家族との時間を作らずに仕事や家事ばかりに追われていないだろうか。
「忙しいから」を理由に遠くに住む両親に会いに行かずに、「きっと元気だろう」と電話すらしていないなんてことはないだろうか。
逆に、自分を大切にせず、人のためにばかり考えたり動いたりしすぎてはいないだろうか。
何か大変なことが起きたときに、「もっとこうしていれば」と人は過去の自分の行いに後悔することが多い。
そして、「自分には良い未来なんてない」と思い込んでしまったりする。
これが本文にもある「過去を悔やみ、未来を恐れて、今を台無しにする」ということだ。
まずは自己を主人公として立ち上げ、今に触れ、今を丁寧に生きていく。それが未来の種となる。
過去が織り込まれて、未来が折り畳まれている今を大事に生きる。
これは自分の心にも頭にも刻み込んでおきたい言葉です。
藤田一照さんという方が気になったので、YouTubeでの対談を拝見させていただこうと思います😊
今日も読んでくださってありがとうございました🙏
それではまた^_−♡
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