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好吃、上海!「振鼎鶏」は上海人のソウルフードの茹で鶏
「白切鶏」専門のローカルチェーン店
「白切鶏」は「茹で鶏」。
茹でているだけ?と思うかもしれないけれど、皮はプルプル、身はしっとり。生姜が効いたつけだれに、つけて食べると不思議と病みつきに。広東料理では、定番の一皿の料理。
シンガポールライスにも通じているとかとか。
この茹で鶏が、海南島で海南ライスになり、それがシンガポールに伝わりシンガポールライスに。
この「白切鶏」は、丸ごとの鶏を茹でてつくる。
それも、ただ茹でるでだけでなく、「茹でて、出して」、「茹でて、出して」、を繰り返してつくる、なかなか手間のかかる一皿なのです。
ローカルが幼い頃から通いつめる
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そんな「白切鶏」をお手頃に、気軽に食べさせてくれるローカルのお店が、上海人が愛してやまない「振鼎鶏」。
上海に店舗は20数店舗はくだらず、色んな場所でちらほら、目立つ赤い看板と鶏のロゴマークを見かけます。衛生的な鶏だけを使っているが自慢の老舗チェーン店。
どの店舗も、昼時ともなれば人がいっぱい!
年齢層も、老若男女、みんなそこに集う。
「白切鶏」は1/4羽から選べる!
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お店のメインは「白切鶏」一択。
大きさは1/4羽から選べますが、1/4羽でもボリュームは充分。39.8元/500gの計算。(1元20円とすると約796円)
部位はモモ肉か手羽から選べます。
サイドメニューは、鶏ラーメン、鶏お粥なども。
サイドメニューも麺は11元、お粥は5元とお手頃!
お会計は、オーダーをして伝票が来たタイミングで済ませるスタイル。
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鶏が来たら、ひたすらタレにつけてもしゃもしゃ。
身は本当にしっとり!皮がプルプル!
広東風の定番は生姜タレですが、ここは醤油だれがスタンダード。生姜が沢山入っていてパンチが効いている。
サイドメニューたちも、茹でた時に出ているであろう鶏の出汁がふんだんに出ていて美味しい。
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気づくと無我夢中でずっと、鶏を頬張っている。そんなお店なのである。
老若男女が愛する、「安い」「早い」「うまい」お店
カップルで食べていたり、おばあちゃんと孫で来ていたり、おじいちゃんがご機嫌でビールを飲みながら食べていたりと、この「白切鶏」を食べるシチュエーションは様ざま。
「白切鶏」はシンプルだからこそ、飽きがこない。
ずっと上海人の心を掴んで離さないお店です。