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2024年あけましておめでとうございます
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あけましておめでとうございます。
本年も、メディックメディアユーザーの皆様に「専門的な医学知識を わかりやすく」お届けできるよう尽力するとともに、noteも頑張って更新してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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辰年ということで、天高く登っていく元気な竜をイメージして描きました。
こちらのイラストがどのようにしてできたか、制作秘話というほどのものではないですが工程をおって記録しておきます。
ラフを描いていく〜!
私の場合ですが、いつもイラストを描く際は、思いつく限りたくさんイメージを考えたあと、3つの方向性に絞ってラフ案をまとめるようにしています。
世の中にはすでにたくさんの年賀状のイラストがあります。竜のポーズもバリエーションがたくさんあるので、できる限り見たことがないようなイメージができたらいいなという思いで制作に臨みました。
「謹賀新年」などの文字や送る方々へ一筆添えられるスペースも考慮しながらイラストを考えていきます。
文章を入れる可能性を考慮した空きスペースは、一筆添えられてなくても違和感がないようにしなければなりません。その空間をイラスト内でどう表現するかがなかなか難しい点です。
最終的に整えたラフがこちらの3点です。
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巨大なかっこいい竜、をイメージしました。下からのアオリで見せる構図と影の付け方で竜の大きさを見せられたらいいなと思いながら作成しました。竜だけだと寂しいのでプロペラ飛行機で動きを出そうとしています(むしろこっちが描きたかった)。描き込み量は多めで、リアルな竜にしようかなと思いました。
竜の体で「M」の文字に見えるようにしたかったデザインです。我が社MEDIC MEDIA(メディックメディア)の頭文字「M」を竜の体で表現したかったので、よくある見慣れた構図ではあるのですが、側面からみた竜を描きました。描き込み量は普通ぐらいを想定しています。イラストのタッチとあわせて空の色をピンクにし、ポップな印象にしてみました。
上昇をイメージした竜です。ラフをいくつか描く中で竜を上から見た構図のイメージはあまりないかも?と思い、偶然生まれたイラストです。周りにメディックメディアのコンテンツをちりばめました。イラスト全体的には描き込み量は少なく、シンプルな感じでデザインしようと考えました。
この3つのデザインを各編集部の編集長たちとイラストレーターグループリーダーに回覧し、意見や投票を依頼しました。その結果3.に票が集まったので、貰った意見とともに3.をベースにイラストを描き進めることになりました。
清書していく〜!
3.のイラストが投票で一番だったのですが、“竜の顔に覇気がないのが気になる”というコメントがあったので、顔をもう少しキリッとさせて清書をしました。
竜のひげや胴体の動きを微調整しながら進めたかったので、イラストの清書にはIllustrator(Ai)を使いました。ざっくりと清書の流れです。
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鱗は体全体に描き込んでしまうと絵がペタンとしてしまいます(平面的になってしまう)し、イラスト全体でほどよい抜け感を出せないためパターンやブラシを使わずに描きました。
そして、シンプルな線だと少し味気なかったので、線に効果>ラフをかけて手書き風なブレを付けました。気づかれないような微妙な変化ですが個人的にはあった方が線に重み?が増すような気がして、竜の堂々とした感じが出たのではないかと感じます。
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さらに、竜のイラストやちりばめた書籍などのオブジェクトを浮き立たせたかったので、イラストに効果(光源〔外側〕)をかけ、背景には紙風のテクスチャをつけました。
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個人的に、竜のひげ部分の揺らぎでメディックメディアの「MM」を表現するというアイデアが浮かび、取り入れてみたのですが、あまりうまくいきませんでしたね。
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ちなみに表はこんな感じで、会社情報部分に竜の鱗をあしらいました。
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今年は絵に描いた竜のように更に高みを目指して飛翔できる一年になればいいなと思います。
皆様にとって幸多き一年になりますように。
2024年1月
メディックメディア メディカルイラストレーターグループ一同