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若いときに仕事を頑張った方がお得な理由を図解する

若いときに仕事を頑張った方がお得な理由


中国では「寝そべり族」と呼ばれる無気力な若者も出てきていますし、日本でも「静かな退職」という形で、新卒で入社した会社でも業務量をセーブして首にならない程度に働く傾向が流行っているんですよね。

それでも若い時は仕事を頑張った方がお得な理由を、図解でお伝えします。
結論としては、若い時に仕事を頑張った方が後々楽になるからお得だよ。という話しなのですが、それを分かり易く説明します。

すでに中年に差し掛かっているという方にも参考になる話だと思いますので、ぜひ見てみてください。

体力は年々減少する

中年の方なら賛同してくれると思いますが、体力は確実に年々減っていきます。仕事に必要な体力が100だったとして、若いうちは100あるいはそれ以上の体力を保有していますが、それは徐々に減少してしまうんですよね。

若い方は「そんなの知ってるよ」と思われるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。おそらく若い人がイメージする体力の減少度合いは、グラフにするとなだらかに年々減っていく形だと思います。

体力が減少するイメージ

しかし、実際はそのようには減らないんです。
実際は階段式に、あるタイミングで急激にガクッと落ちるんですよ。

実際の体力の減り方

年々減っていけば心構えもできますが、あるときに最近まで出来ていたことが疲れてできなくなる、これが老化による体力の減少なんです。生まれながらの体力おばけか、若いうちから肉体作りに気を使っていない限り、この現象は必ず起きてしまいます。

このように階段式に体力が減るので、ある日みなぎる体力を以って臨んでいた仕事がこなせなくなってしまうんですよね。

体力の減少をスキルで補う

では、どうすれば良いのかというと、体力が落ちてくるタイミングで、それを補う何かを獲得しておく必要があるんです。例えば、専門スキルがその一つですね。

具体的な例をあげてみます。マーケティングの専門スキルを20代のうちに身に着けておいたとします。20代のうちは、単純なリサーチなど数をこなす系の体力を必要とする仕事が来がちですが、リサーチのスキルを高めておけば、30代以降はその専門スキルを使ってよりレベルの高い戦略立案ができるようになります。

下調べや基本的なリサーチは周りのスタッフにまかせて、自身はその情報を統括して戦略立案を行うなどのフォーメーションを取れば、体力の低下を専門スキルによって補うことができるわけです。
こうすることで、年齢を重ねても仕事のパフォーマンスを維持できるんですよね。

スキルによって体力のを現象を補う

30代以降は体力だけで仕事をこなせなくなる

さらに、30代以降になってくると、仕事のルールが変わってくるんです。これまで体力というパラメータでカバーできていた仕事も、種類が変わって、別のパラメータ、つまり専門スキルやマネジメント能力などが求められるようになってきます。

若手のうちにこれらのパラメータ、専門スキルやマネジメント能力を身に着けておかないと、30代以降の仕事のルールの変化に対応できなくなってしまうんですよね。

ここまで説明してきて、お気づきかもしれませんが、20代の仕事というのは、自らのありあまる体力を仕事に投資し、専門スキルやマネジメント能力など別のパラメータに交換するゲームのようなものなんです。

ここで有効なパラメータを身に着けておけば、30代以降に仕事のルールが量から質に変わって自身の体力が落ちても、有利な条件でキャリアを歩むことができるわけです。

30代後半以降のキャリアは、ある意味20代~30代前半で培ったスキルや専門性を食いつぶしているといっても過言ではありません。

さらに、この時一つ気を付けるべきことがあります。

自分の最適なデッキを構築する

体力を投資して、専門性スキルやマネジメント能力など何にパラメーターを振り分けるかは、十人十色なんです。
その人なりの個別のデッキを構築する必要があるんですよね。

例えば、マネジメントに重きをおいた場合はこのようになるでしょうし、

マネジメントに重きを置いた場合

自身の専門性のスキルを活かしたいのであれば別の形になります。

専門スキルに重きを置いた場合

よくRPGでレベルアップした際に、獲得した経験値を能力に振り分けられるものがありますよね。あれと一緒なんです。
体力を投資してレベルが上がったら、何の能力や特性にその経験値を振り分けるかを考えて、自分固有のデッキを組む必要があるわけです。

どう最適なデッキを構築したら良いか分からないという人は、目の前の仕事にがむしゃらに取り組んでみるべきだと思います。そうすると自身は専門的なスキルを極めたいのか、組織をマネジメントしていきたいのかなど、自分の向き不向きが分かって来るんですよね。
これはやってみないと分からないことなんです。

分からないなりに仕事に取り組んでも、がんばって取り組んでいる以上は経験値が確実に手に入るので、体力を補うためのパラメーターは必ず手にいれることができます。要は、とにかく動いてみることが大切なんです。

最適なデッキを組めず、年月が経った場合

しかし、静かな退職的的に最低限の仕事をつづけた場合、体力のみが階段式に減っていく最初のグラフのような状態になってしまうんですよね。

実際の体力の減り方

その場合どうすれば良いのかというと、今からでも遅くはないんです。現存する体力を投資して、専門スキルなどを獲得するように動くべきだと思います。

人間は今が一番若い、みたいな格言がありますよね。気づいたそのときが一番若いときなので、そのときからでも前向きに仕事に取り組んで自身のデッキを強くするためのパラメータを獲得した方が良いんです。

つまり、「今」というタイミングを大切にすることが重要です。いつからでも始められるし、始めれば必ず何かが変わります。だから、今の自分に投資することを恐れずに、積極的に行動を起こしてみることをおすすめします。

結論:若いときに仕事を頑張ると後々が楽

色々お話ししてきましたが、まとめると、若い時に仕事を頑張ると、専門スキルであったりマネジメント能力であったり強い武器が次々と手に入り、自分のキャリアの最強のデッキが完成します。

すると、30代半ば以降のキャリアを割合楽にすすめられるようになります。
そういう意味でも若い時に頑張っておいた方が、トータルで楽だしお得なんですよね。

逆に頑張らない場合、体力だけが階段式に減っていき、30代で仕事の量から質へと仕事の種類が転換しても対応できなくなってしまいます。
若年層のうちはそれでも良いかもしれませんが、トータルのキャリアで見ると後半になるにつれしんどくなってしまうんです。

だから結論としては、若いうちに頑張っておいた方がお得ですよ、ということになるんですね。
要は、今の自分に投資することで、将来の自分がより楽に、より充実したキャリアを歩めるようになるわけです。若いうちの頑張りが、長い目で見ると実は一番の近道だったりすると思います。


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