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【読書】池井戸潤(著)『俺たちの箱根駅伝』を読み進める。|とうとう第8区まで来ました。

池井戸潤(著)『俺たちの箱根駅伝』を読み進めています。
物語は、箱根駅伝の復路が始まり、第8区まで来ました。

池井戸潤さんの作品の特徴は、登場人物の生い立ちまで掘り下げた物語にするところです。
そして、登場人物の生い立ちだけでなく、その人物の家族にまでスポットライトを当てます。

よくあるのは、中小企業の経営者の家庭で育ったという物語りです。
『下町ロケット』のイメージが強いためか、太田区の金属加工業の会社のケースが多いような気がします。
両親は、不景気の中で苦労して、そして無理をしてでも子供を大学に行かせます。
子供は感謝の気持ちを胸に、箱根駅伝を走るのです。

最近のスポーツは、どんな競技でもデータを駆使して、科学的なトレーニングで強化をしています。
箱根駅伝も、例外ではありません。
選手一人一人のデータを分析して、走る区間を考えます。そして、当日の天候などによって入れ替えることもあります。

しかし、走るのは生身の人間です。最後にレースを左右するのは、メンタルということになるのです。
メンタルは、データで表すことはできません。対話で推し量るしかないのです。そのスキルが、指導者には求められます。

さて、クライマックスのゴールが近づいてきています。
どんな感動が待っているのか、期待が膨らみます。


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