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【読書】岸見一郎(著)『孤独は知性である 三木清 人生論ノート』を読了。

岸見一郎(著)『孤独は知性である 三木清 人生論ノート』を読了しました。
とても考え深い1冊でした。

孤独という言葉を、国語辞典で調べてみると、

周囲にたよりになる相手が一人もいないで、ひとりぼっちであること。

新明解国語辞典

と書かれています。
これはあくまで、物理的な状態の説明です。
「孤独を感じる」とか「孤独を楽しむ」という言い方をすれば、少しニュアンスが違ってきます。
精神的に感じる孤独という状態は、「寂しい」という言い方に変換することができます。
「孤独を楽しむ」となると、普段は孤独でない人が、物理的に孤独な状態を自ら作ることです。

そんなことを考えながら、「孤独は知性」と言われても、なかなかピンときません。この本を読み終えた後でも、何あったっけ?という感じです。
その他にも、「成功と幸福は別物」であったり、「希望と期待の違い」といったことが解説をされています。
文章の意味は理解ができるのですが、結局、どう考えてどのように生きればいいのか、正解が見えません。

一応、読了はしましたが、内容の理解度は低い状態です。哲学はやはり、難しいものです。このような本は、一度読んで終わりではなく、本棚に立てておいて、何度か読み返すべきものだと思います。


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