【読書】伊藤亜紗(著)『感性でよむ西洋美術』を読み始める。
美術館に行って西洋美術を見ても、ある程度知識がないと楽しむことはできません。
私は、『山田五郎 大人の教養講座』というYouTubeチャンネルがきっかけで、西洋美術に興味を持ち、美術館に行くようになりました。
このチャンネルの他にも、学べるチャンネルはたくさんあり、色んな本なんかも買って、楽しんでいます。
伊藤亜紗(著)『感性でよむ西洋美術』は、西洋美術について、とてもわかりやすく解説がされています。
私はこの本を、電子書籍で読んでいるのですが、文章はiPhoneで読んで、その解説の元となる口絵は、iPadで見るようにしています。そうすると、絵を見ながら解説が読めるので、一段と分かりやすくなり、とても便利です。
美術絵画を学ぶと、スマホで写真を撮る時なんかにも役に立ちます。
美術を知るまでは、被写体を画面の真ん中に来るような写真ばかり撮っていましたが、最近では空間をいかに活かして撮るかということを、考えるようになりました。
被写体を画面の中心から少しずらしたり、場合によっては、一番端っこにして撮ったりします。
その方が、なんかプロっぽい写真になるのです。
人間は眼球に映った情報を、脳で加工をしています。
「目の錯覚」とよく言いますが、それは脳が錯覚を起こさせているのです。
あくまで平面に描かれた絵が、遠近法を使うことによって、脳は3次元化して捉えたりします。
動画と違って情報量が少ないので、脳が勝ってに考えて、情報を補おうとする訳です。
不思議なのは、視野いっぱいに眼球には写っている筈なのに、脳が感じるのはある一点だけです。目線を動かさないと、絵の隅々まで感じることはできません。
そんな現象が、その絵をいつまで見ていたいと感じさせているのかもしれません。
何処の美術展に行っても、人でいっぱいなのには驚かされます。西洋美術といっても幅は広く、奥が深いものです、人を惹きつけるものがあるのです。学びながら楽しめる趣味というのは、良いものです。
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