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『文章は、「転」。〈自分の言葉〉で書く技術』(近藤康太郎著)を読み進める。|感性を鍛えて、心を揺さぶる文章を書くには。

近藤康太郎(著)『文章は、「転」。〈自分の言葉〉で書く技術』という本を読み進めています。
近藤康太郎氏の著書を拝読させていただくのは、『三行で撃つ』、『百冊で耕す』、「宇宙一チャラい仕事論』に続いて4冊目になります。

近藤康太郎氏の肩書きは、作家・評論家・百姓・猟師・新聞記者です。
これらのことを、実際に全てやっている人です。

近藤康太郎氏の著書には、突き刺さる文章が次々と書かれており、気がつけば付箋だらけになっています。
なぜそのような文章が書けるかというと、著者が様々な経験を通して、感性を鍛えているからです。

私自身、noteで発信を始めてから、文章を書くことの難しさを実感しています。
まず、基本となる正しい日本語を書くことの難しさ。そして、読む人にわかりやすい文章で書くことの難しさ。さらに、読者の心を揺さぶる文章となると、そう簡単に書けるものではありません。

感性を鍛えると、生きるのが楽しくなる。世界がモノトーンにくすんで見えるのは、世界のせいではない。あなたのせいだ。

近藤康太郎(著)『文章は、「転」。〈自分の言葉〉で書く技術』より

人の心を揺さぶる文章を書くためには、感性を鍛えることです。
感性は、生まれつきのものではありません。感性は、鍛えることができるのです。
実際に心を揺さぶられる経験をすることが一番の近道ですが、人間はそんなに簡単にいろんな体験をできるものではありません。

だから、普段の生活の中で感性を鍛えればいいのです。
特に読書をすると、気軽に感性を鍛えることができます。
毎日読書をしていると、感性を揺さぶられる文章に出会うことがあります。むしろ、そういう文章に出会うために読書を続けているものだとも言えます。

読書をしていて、好きな文章が書かれているところに付箋を貼って線を引きます。
ときには、その文章を書き写したノートを作ります。
そうやって、自分もそういう文章が書きたいと思って、いざパソコンにむかっても、キーボードの上で手が止まってしまいます。

しかし、それでも人の心を揺さぶる文章を書くには、何度も名文を読み返して感性を鍛えることです。
ただし、表現力をつけることが目的になると、文章を楽しめません。
文章は、楽しく読みたいものです。
文章を楽しめれば人生が豊かになり、結果的に心を揺さぶる文章を書けるようになるのです。

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