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迷ったけど、ベルリン国立ベルクグリューン美術館展『ピカソとその時代』を見る

国立西洋美術館でピカソを見ようか、東京都美術館で岡本太郎を見ようか、先月からずっと迷っていました。
どちらも捨てがたいのですが、色々と考えた末、国立西洋美術館でピカソを見ることにしました。

同じ上野公園内にある美術館で、ピカソと岡本太郎の展覧会を同時に行うというのは、主催者どうしで何か申し合わせたのではないかと疑いたくなります。
両方とも見るという作戦もあったのですが、1日に2箇所の展覧会に行くというのは私にとっては贅沢すぎます。

実際に、午前10時前から見始めて、常設展まで回っていると、美術館を出たのは午後1時頃になってしまっていて、とても2箇所も展覧会をハシゴする元気はありませんでした。


ピカソとその時代

ピカソはあまりにも有名ない画家です。
なぜ、あんなに有名かというと、よく分からないからだと思うのです。
西洋美術に興味を持つようになって、少しばかり勉強はしましたが、やはりピカソの絵はよく分からないないのです。

分からないことは、分かるようになりたいという欲望から、一度は現物を見てみたいと思っていました。
それが実現したのです。

美術展では、たくさんのピカソの作品を見ました。
現物を見ることによって、少しは感じるものがあったのですが、やはり正直言って分からないのです。

ただ、これは個人的に思ったことなのですが、現在の広告のポスターや書籍の表紙、それからパッケージ等のデザインが、ピカソの絵に通じているものが多いのではないか、ということです。

デザイン関係の専門の方、間違っていたらゴメンなさいです。

ピカソの絵と言っても、描いた時代によって、全く違う作品なのが面白いとこです。
ピカソの生き方や時代背景と重ねて見ていくと、更に楽しめると思います。


東京都美術館へ

東京都美術館にて
反射して見えにくいですが、岡本太郎の展覧会のポスターです。


国立西洋美術館を出た後、少し気になったので東京都美術館へ様子を見たきました。
美術館は賑わっていました。
岡本太郎は、やはり人気です。
当日券を買って見ることもできたのですが、流石にやめておきました。

岡本太郎の作品も、正直よくわかりません。
よく分からないのですが、大阪の人にとっては「太陽の塔」や、近鉄バファローズのマークのデザイン等で馴染みは深いのです。

「太陽の塔」については、未だに一体なんなんだろうという気持ちしかありません。
しかし考えたら、「一体なんなんだろう」というものを、あんなにデカく作るところが岡本太郎の凄いところといえます。

岡本太郎の展覧会は12月28日までやっているので、楽しみは残しておいて、必ず行きたいと思います。



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