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『謎の香りはパン屋から』|第五章「思い出のカレーパン」
土屋うさぎ著『謎の香りはパン屋から』を読了しました。
この物語は、大阪府の北部にあるパン屋を舞台にしたミステリー作品で、各章ごとに美味しそうなパンが登場します。
第一章ではクロワッサン、第二章ではフランスパン、第三章ではシナモンロール、第四章ではチョココロネが登場。
そして、最後の第5章はカレーパンでした。
それぞれの章に登場するパンが、物語の鍵を握っているのです。
本書を読んでいると、無性にパンを食べたくなって、パン屋さんに行く機会が増えました。
パン屋さんで売られているパンは、大きく分けて菓子パンと惣菜パンに分かれます。
菓子パンといえばメロンパン、クリームパン、チョココロネなど、甘いパンが人気です。
最近では、フルーツの乗ったデニッシュなどもよく見かけます。
そして惣菜パンには、焼きそばやコロッケが挟まっているパンや、ウィンナーが乗っかったパンなどが並んでいます。
惣菜パンの中でも、カレーパンは少し異色の存在です。
なぜなら、油で揚げているからです。
揚げパン独特の食感と、カレーのスパイシーさのコンビネーションが絶妙です。
本作にも登場しますが、最近では焼きカレーパンというのもあるようです。しかし、私はやはりカレーパンは揚げパン派です。
あの、脂っこさがたまらないのです。
パンといえば朝食のイメージでしたが、スイーツ系の菓子パンは夜食にピッタリです。
そして、惣菜パンはランチ代わりに食べることが多くなりました。
特にカレーパンは、お昼ごはんに食べたくなります。
夕方、会社帰りに駅前のパン屋さんに。
手に取ったトングをカチカチ鳴らしながら、まずは店内を一周。
今夜の夜食用の菓子パン、明日の朝食用の惣菜パン、そして「もしものときの予備のパン」と、気づけば3個〜4個ほどトレーに乗っています。
そして結局、明日の朝食用に買ったパンまで夜食で食べてしまうという、いつも同じ失敗を繰り返してしまうのです。
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