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【読書】ファン・ボルム(著)『ようこそヒュナム洞書店へ』を読み進める。

韓国のベストセラー小説、ファン・ボルム(著)『ようこそヒュナム洞書店へ』という小説を読み進めています。

先月に読んだ、早見和真(著)『店長がバカすぎて』に続いて、本屋さんが舞台の物語です。
『店長がバカすぎて』は少し大きめの本屋さんが舞台でしたが、『ようこそヒュナム洞書店へ」は、個人経営の独立系書店が舞台になります。

本屋さんとして事業を継続していくには、売り上げを上げて、利益を出し続ける必要があります。それが、経営者としての責任です。
売り上げを上げるためには、売れる本を仕入れて、お店に並べればいい訳ですが、そこに本屋さんの経営者としての葛藤があります。
経営者が売りたい本と、売れる本が一致していれば問題はないのですが、売れる本が必ずしも経営者が売りたい本とは限りません。

本を買う方の立場から言わせてもらうと、売れている本というのは今の時代、なにも本屋さんに買いに行く必要はないのです。ネットで注文をすれば、翌日には届く仕組みが出来上がっているからです。
私が休日にわざわざ電車に乗って本屋さんに行く目的は、その本屋さんに行かなければ出会えないであろう本と巡り会うためです。本屋さんには、そのような本を並べておいて欲しいのです。

また、本屋さんに行くこと自体が目的であるということも言えます。本に囲まれたスペースで、美味しいコーヒーが飲めれば最高です。
ヒュナム洞書店は小説の中での本屋さんですが、もし実在すれば、是非とも行ってみたい本屋さんです。


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