本屋さんに行く理由
私が本屋さんに行く理由は、当たり前のことですが、本を買うためです。
しかし最近、本の買い方が変わってきています。
この本が欲しい、と思って本屋さんに行くことは、先ずなくなりました。
欲しい本があれば、わざわざ本屋さんに行かずに、ネットで注文をしていまします。
翌日には、郵便ポストに届いています。
どうしても今読みたいと思った本は、電子書籍ならその場で直ぐに読み始めることができます。
では、なぜ本屋さんに行くのかというと、本屋さんに行きたいから行くのです。
本屋さんに行けば、何千冊、いや何万冊という本があります。
その中から、一冊、若しくは数冊の本と出会うために行くのです。
最近は、大型書店に行くことが少なくなりました。
本の数が多すぎて、本当に好きな本に出会えないのです。
ネットが発達していないころは、一番よく行っていたのが、大型書店、若しくは駅前によくあったチェーン店の本屋さんでした。
本の情報を得るには、新聞広告はありましたが、基本的には、実際に本屋さんに行くのが一番確かでした。
今は、個人経営の本屋さんに良く行きます。
経営者が売りたい、というか、お客さんに読んで欲しいという意志がこもった本が並べられています。
お店の広さは、20坪から30坪くらいまでが理想です。
このくらいの広さだと、お店の中の本棚は全て見て回れます。
大型書店の本棚を全て見て回るのは大変です。
中には、何フロアにも分かれているお店もあります。
とても疲れるし、集中力が持続できません。
古本屋さんも、基本的は個人経営の店が多いです。
そして、お店の広さも、大体20坪から30坪くらいです。
チェーン店の古本屋さんもありますが、私はよく行くのは、もっぱら個人経営のお店です。
古本屋さんといえば、歴史のある老舗のイメージがありますが、オシャレな新しいお店も多くあります。
ブックカフェと言われるお店があります。
ひと口にブックカフェと言っても、さまざまです。
カフェが主体で、書店が付随されているような店もありますが、私は、個人経営の本屋さんで、カフェが併設されているようなお店が好きです。
出会った本を、早速コーヒーを飲みながら読めるスペースがあるのは、とてもありがたいことです。
沢山の本に囲まれている場所で飲むコーヒーは、最高です。
できれば、このスペースで2、3日暮らしたい気持ちになります。
そういえば、神保町にブックホテルなるものを見かけました。
一度は泊まってみたいとは思うのですが、多分、眠れないのでは、と思います。
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読書をしている時も楽しいのですが、本を選んでいる時も、楽しくて仕方がありません。
そして、本屋さんの空間が好きなのです。
何度も同じことを書いているのいですが、読書というのは、本を選んでいる時から始まっているのです。