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和田秀樹著『60歳からは、「これ」しかやらない』を読み始める|この本を読むと、老後のことが不安でなくなるのか?
和田秀樹著『60歳からは、「これ」しかやらない』という本を読み始めています。
現在、第一章『人間関係は「好きな人としか付き合わない」』を読み終えたところです。
私もいよいよ来年の3月で、60歳と迎えます。
つい最近、父の還暦のお祝いをした記憶があるのに、あっという間に自分が還暦を迎えることになったのです。
老後について、全く不安がないという人はどのくらいいるでしょうか。
若いうちは深く考えていなくても、50歳を過ぎて還暦へのカウントダウンが始まりだすと、ほとんどの人は不安を強く感じてくるのではないでしょうか。
アドラー心理学の入門書『嫌われる勇気』では、「すべての悩みは人間関係の悩みである」という概念があります。
これは、裏を返せば「人間関係の悩みがなくなれば、すべての悩みがなくなる」ということになります。
では、どうすればそのようになれるのでしょうか。
それは、第一章の見出しの通り、好きな人としか付き合わなければいいのです。
しかし、そんなことは本当に可能なのでしょうか。
完璧に実行することは不可能かもしれませんが、還暦を過ぎて会社を定年して一線を退けば、その状態に近づけることは可能です。
現役時代は、嫌な上司や取引先とも付き合う必要がありました。
それは、メリットがあったからです。
しかし、一線を退いた後は、そういう人たちとストレスを感じながら付き合っても、メリットはそんなに大きくありません。むしろ、デメリットの方が大きいのです。
第一章を読んだだけでも気持ちがポジティブになり、心が軽くなりました。
本書はこれから、第二章『健康づくり』、第三章『お金』へとテーマが移っていきます。どれも老後を安心して過ごしていく上で大事な要素です。
その要素についての解決策があるとすれば、老後の不安なんかなくなるのではないかと、期待して読み進めていきます。