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阿部謹也(著)『ハーメルンの笛吹き男』という本を購入した。
阿部謹也(著)『ハーメルンの笛吹き男』という本を、購入しました。
先日読み終えた『室町ワンダーランド』の中で、著者の清水克行さんが、少しだけ触れられていた本です。
調べてみると、なかなか面白そうだったので、思わず買ってしまいました。
気になる本を見つけると、直ぐに買ってしまうという、悪い癖がまた出てしまったのでした。
グリム童話は、世界中の子どもたちに読まれている童話集です。
中でも「あかずきん」や「白雪姫」は、非常に有名な童話で、知らない人はいないのではないでしょうか。
全部で200編あるグリム童話集ですが、その中に『ハーメルンの笛吹き男』という童話があります。
物語のあらすじは、以下の通りです。
むかし、ハーメルンという町で、たくさんのネズミが住みついて、人々は困っていました。そこで町長が、ネズミを退治したものには賞金を与えると、おふれを出したのです。
次の日、ある男が現れ、「私が退治します」と言って、笛を吹き始めました。
すると、町中のネズミが集まりだし、笛を吹く男の後ろについて歩き出したのです。男は川までくると、ネズミは1匹残らず川に飛び込んで、溺れ死にました。
ところが町長は、男に賞金を与えませんでした。すると男はその夜、別の曲を笛で吹きました。すると今度は、町の子供たちが集まりだし、男の後をついていったのです。
そして、子供たちは行方不明になってしまいました。
ざっとこんな感じの、少し怖い童話です。
1284年6月26日に、実際にハーメルンという町で、130人の子供が行方不明になるという事件がありました。著者の阿部謹也さんが、その事件と『ハーメルンの笛吹き男』という物語の関係性を追求していきます。
追求していきながら、中世ヨーロッパの人々の暮らしや問題点を明らかにしていくというのが、本の内容です。
この本は、文庫本ですが文字数が多く、読み終えるにはかなり時間がかかりそうです。
しかし、目次を見ているだけでも、興味深いことばかりなのです。
13世紀といえば、神聖ローマ帝国の時代です。西洋史については、上辺だけの知識しかないので、この本を読めば、かなり深掘りをして学べそうです。
じっくりと、楽しみながら読み進めていきたいと思っています。