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【読書】永井紗耶子(著)『横濱王』を読み進める。

よく知っている地名が舞台になっている小説というのは、何故かとても楽しいものです。
永井紗耶子(著)『横濱王』は、横浜が舞台なので、山下公園や日本大通り、そして三溪園といった、よく知っている地名がたくさん出てきます。
読みながら頭の中で、映像としてイメージしやすすく、楽しく読み進めています。

「横浜三塔物語」と言われる、神奈川県庁(キング)、横浜税関(クィーン)、開港記念会館(ジャック)、それにホテルニューグランドなど、著名で歴史のある建物が出てくるのも、嬉しいところです。

横浜の名物と言われる食べ物も、多く登場します。横浜といえば崎陽軒のシュウマイです。それに、生嗎麺(サンマーメン)も登場します。私はこの、サンマーメンが大好きです。歳をとると家系ラーメンは体へのダメージが大きく、厳しいものがあります。その点、サンマーメンは健康的なラーメンです。
まだ食べた事がないのですが、吾妻屋の花見せんべいや、喜久屋のクッキーなんかも出てきます。今度、買いに行って、是非とも食してみたいところです。

この小説、第四章の「白い蓮花」まで読み進んできました。いよいよ佳境に入ってきたのかなという感じです。物語りを読みながら、横浜の戦前の歴史を学ばせて貰ってます。ある意味、日本の近代史の勉強にもなります。
いい小説というのは、読み終えるのが勿体無いなくなるものです。残りはじっくりと味わいながら、読み進めていきたいと思っています。



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