第7回「アホと未知との遭遇 -奇妙な小噺(後編)-」
前回の「アホと未知との遭遇 -奇妙な小噺(前編)-」に続き、今回は「-奇妙な小噺(後編)-」をお送りします。
前回放送「アホと未知との遭遇 -奇妙な小噺(前編)-」はこちら↓
前回のUFO体験談、宇宙人や地底人の話、コックリさん、M君のドッペルゲンガー体験から衝撃の結末に続き、今回も奇妙な話盛りだくさんでお送りします!
今回の「奇妙な小噺(後編)」では、ちょっと怖くて不思議な話や、土着信仰、子どもの頃の謎の記憶などに迫ります。
それでは「めっちゃエイリや〜ん」スタート!!!
こどもの霊感
MIGHTY : はい、「アホと未知との遭遇」の2回目。
前回に引き続き、「奇妙な小噺(後編)」を今から始めたいと思います。
一同 : よろしくお願いします。
中村 : じゃあ、M君の話(前回参照)があるなら、今度はN君の話があって。
MIGHTY : ああ、N君ね。
鈴木 : N君というよりNさん。
中村 : そうそう。Nさんの話。
みんな共通の友達で、急に亡くなってしまったんやけど。
お葬式は家族だけでやって、お別れ会は友達や知り合いを呼んでやりましょうってことで。
鈴木 : クラブでな。
中村 : クラブを借りてやったんやけど。
その時に遺影と骨をNさんの実家に行って、おばちゃんに借りてきてお別れ会の時に祀ったんやね。
で、それをその日に返しに行かれへんから、一日うち(中村家)で預かって、次の日にNさんの実家に返しに行ってん。
一日ウチの家に置いてる時に、紙袋の中に入れてて。
で、当時まだ彼女やったけど、同棲してた嫁さんの友達が3歳くらいの子供を連れて家に遊びに来てん。その時、俺は仕事で居なかってんけど。
一同 : ふんふん。
中村 : で、3人が居る部屋とは、別の部屋に骨を置いててん。
骨を置いてる部屋には、おもちゃが置いてあったから、嫁さんが「○○ちゃん、こっちの部屋に行ったらおもちゃがいっぱいあるで、おいでおいで。」って言うて襖(ふすま)をガラガラッと開けて、女の子も襖(ふすま)のとこまで来てんけど、部屋を見て、バッと手で目を覆って「怖い!おる、おる!」って言うねん。
一同 : ほぉ!
中村 : そしたら女の子のお母さんが「そんなん言うたらお姉ちゃんビックリするから言うたらあかん!」って。
ショウゴ : 立っとったんかな?
MIGHTY : 笑
中村 : そんなん、嫁さんビビってまうやん。
MIGHTY : 凍りつく(笑)。
中村 : これってNさんやん(笑)。
で、嫁さんが「そんなん何にもないやん、おいでよ、おいでよ。」ってその子を引っ張って行こうとしても「嫌や、そこに居る、グチャグチャや。」みたいな。
ショウゴ : グチャグチャ?
中村 : もう、嫁さんもビビってもうてて。
そんで、その子のお母さんも「ごめんな、この子たまにこういうこと言うねん。見えてるとかは、わかれへんねんけど。言うたらあかんって言うてるけど言うてしまうねん。」って。
ショウゴ : 霊感や。
中村 : その子らが帰った後、すぐに電話をかけてきて「もう怖い!すぐ帰ってきて!」って言うから、事情聴いてすぐに帰って部屋の中に塩をバッっと撒いてん。
鈴木 : 「やめい!中村やめい!」って言うてそうやな(笑)。
一同 : 笑
中村 : 俺は、むしろ会いたい。夢でも幽霊でもなんでもいいから会いたいのに。まあ、そういう事があってリアルに怖かった。
MIGHTY : 子供は見えてたんやな。
ショウゴ : 多分、見えてたよな。
夢(ゆめ)か現(うつつ)か
鈴木 : 僕、めっちゃ金縛りになるねんけどさ。
中村 : 今も?
鈴木 : 今もなるねん。
昔住んでた家がさ、中心に公園があってその周りに住宅がある感じやってんけど、公園のとこが昔はお寺やったらしくて、割と奇怪な現象があったり、変な人が多かったりとかがあって。
中学2年生の時まで住んでてんけど、金縛りとか多くてさ。
金縛りってさ、3人ともあったことない?
中村 : 俺ある。1回ある。
ショウゴ : ない。
MIGHTY : ない。
鈴木 : 結構、金縛りになりすぎるからさ。
MIGHTY : もう普通なってまうんちゃう?
鈴木 : そやねん。
で、起きられへんって感じやねん、意識はあるねんけど体が動かへんみたいな。なんかのタイミングで起きれるみたいな。
MIGHTY : それは目が開いてるん?
鈴木 : 目は開いてたりするんやんか。
子供の時の記憶やねんけど、金縛りと夢ってめっちゃ曖昧な感じがあって。
MIGHTY : あいだの感じが。
鈴木 : そうやねん。怖い怖いって思うから、変なモノも見てるねん。
けど、それは実際のモノではなくて、たぶん夢やと思うねんけど。。
お経が聞こえてきてさ、枕元の横を見たらお婆さんが正座してたりとか(笑)。
目を絶対開けたらあかんと思いながらもパッと開けたら人の顔が迫ってくるとか。
MIGHTY : やっぱり、精神世界と身体の世界の間やから、自分の考えてることがビジョンになるんとちゃう?
鈴木 : そうやねん、そうやねん。
あからさまやった。なんか絵に描いたように怖い感じっていうか。
だから、自分的には霊体験というよりか、夢との境みたいな。
ショウゴ : 狭間やな。
鈴木 : たまにない?横になってて。
MIGHTY : ないねん、それ。
鈴木: 金縛りじゃなくてもさ、夢を見てるけどいつでも起きれる状態っていうかさ。
MIGHTY : あー、わかる、わかる。
中村 : あるある。
鈴木 : あれに近い。
MIGHTY : うつらうつらしてる感じ。
身体でも部屋の雰囲気とか様子がわかるような感じやろ?
けど夢を見てるような。
鈴木 : そうそう。
土着信仰 in 淡路島
鈴木 : ショウゴ君の地元の淡路島の話は?
ショウゴ : そうやね、言うてたやつやね。
鈴木 : 淡路島で元々ずっと住んでる人の歴史は、どんな感じなん?
MIGHTY : 「日本で一番最初に出来た島」と言われているけど。
ショウゴ : そうやね。古事記で。
鈴木 : 国の始まりが淡路島やもんね。
ショウゴ : 今は橋(明石海峡大橋)ができたからあれやけど、全然島から外に出てない人もいっぱいおると思う。
鈴木 : やっぱりちょっと違うんかな?本土と。
ショウゴ : 淡路島のちょっと変わった風習やねんけど。というか、当時は、普通やったから気づかんかってんけど。
葬式で四十九日とかあるけど、三十五日に親戚とかが集まって、小高い山がある寺で崖まで行って後ろを向いておにぎりを投げてそのまま帰ってくる風習があって。それが結構普通かなと思ってたら普通じゃなかった(笑)。
一同 : (笑)
ショウゴ : なんでそれをするのかっていうのは、死んだ人があの世に行く時に、餓鬼がいっぱいおるねんて。そいつらにおにぎりを投げて気を紛らわせてるうちに天国というか、あの世に行けるように。
一同 : へー。
MIGHTY : それ、たぶん古事記の世界と繋がってるわ。国生みの島やから。元々淡路島を作った伊弉諾(いざなぎ)と伊弉冊(いざなみ)っていう日本で一番最初の男女って言われてる神様がいるねんけど。
MIGHTY : その伊弉冊(いざなみ)っていう女性が死んでしまって、旦那の伊弉諾(いざなぎ)が黄泉の国まで会いに行くねん
けど、伊弉冊(いざなみ)がそこでゾンビみたいになってしまってるねん。
ショウゴ : 結構エグい話やもんね(笑)。
MIGHTY : そう。
で、怖くなって「無理や!」って逃げるねん(笑)。
その時に餓鬼が追いかけてくるねんけど、伊弉諾(いざなぎ)が食べ物を投げて助かるねん。
ショウゴ : 多少その話は、あるやろね。
中村 : それやな、絶対それが元になってるわ。それって、おにぎりをポーンって投げて後ろを振り返ったらあかんとか?
ショウゴ : 振り返ったらあかんらしい。
中村 : あ、やっぱりそうやんな。
MIGHTY : すごいね。
ショウゴ : でもそんな厳かな感じじゃなくて、ぷいーって行ってポイッと投げてハイ終わりって感じで。
中村 : 「はい、みんなおにぎり持って、はいポーイッ。」みたいな(笑)。
MIGHTY : いいな(笑)。
ショウゴ : 法事やな、法事。
MIGHTY : 崖から投げるん?
ショウゴ : 崖みたいな山。
中村 : 四十九日の前で、まだあの世に行ってないから、先に餓鬼に食べさせとくんやな。お腹いっぱいに。
ショウゴ : 昨日たまたまこの話をネットで調べとったら「まんが日本昔話」で普通にその話があって、YouTubeにアップされとった。
MIGHTY : へー(笑)。
ショウゴ : アニメはおにぎりやけど、もっと昔は団子やねん。白米は高くて無いから。
そういう話があるな淡路島には。
中村 : その行事に行ったことはあるん?
ショウゴ : 行ったことないけど、親戚は行ってた。今でもあると思う。
鈴木 : 淡路島時代に不思議体験はないの?
中村 : あの、でっかい弁天さん。弁天さんとちゃうかったっけ?
めーっちゃでっかい観音さん。
ショウゴ : あ、それの話(笑)。
鈴木 : あれさ、普通に観光スポットみたいに思っててんけど、意外とアウトサイド的な・・・
MIGHTY : 俺、その話、全然わからへんねんけど、ちょっと説明してほしい。
ショウゴ : 僕が住んでた淡路市から南に海沿いに下るねん。じゃあ、もの凄いでっかいコンクリートの観音が立ってるねん。
通天閣ぐらい、100メートルぐらいある。
僕らは昔からあるから普通やけど、知らん人が見たらえげつないと思う。
で、それが今老朽化してて、すごい問題になってるんやけど、なんで建てたかって別に宗教的な意味は何もなくて、不動産をやって儲けた淡路島出身の人が自分の功績かなんかで、所謂バブル期に建てた、よくわからんでっかい観音で(笑)。
MIGHTY : たまにおるよな。そういう人。
中村 : 海に向かってな。
ショウゴ : あれ海じゃないねん。海やねんけど自分の家に向かって立ってるって何かに書いてた。
ショウゴ : そう。すごい昔の自分の写真を見たら、観音の中にエレベータがあって、首のとこに展望台があって、そこで写ってる写真があった。
ショウゴ : 1、2階とかは、その人の車のコレクションとかがあって。
一同 : 笑
ショウゴ : 完璧にただの観光施設。
MIGHTY : 自己満の世界(笑)。
ショウゴ : 昔そんなんあったやん?城建てたりしてるおっちゃん(笑)。
ショウゴ : そんな感じでめっちゃでっかい像の横にちっちゃい「十重の塔」っていうのもあって。
中村 : 五重の塔の倍(笑)。
ショウゴ : それで、その男の人が死んで、嫁さんが継いだらしいけど、その人も亡くなって、他の遺族も相続放棄。
中村 : そらいらんわなー。
MIGHTY : だって崩すのもめちゃめちゃ金かかるやん。
鈴木 : いつ崩れるかっていうので危ないから今問題になってる。
ショウゴ : 今、ポロッと取れてきてたり。
MIGHTY : 疫病神になってきてるんや。
ショウゴ : そうそう、だからめっちゃ危ない。
MIGHTY : 危ないなあ。
ショウゴ : 今、債権かなんかの問題で、市も入るにも入られへん感じになってるらしくって。
中村 : ほんまに今、宙ぶらりんの状態なんや。
鈴木 : 厄介な。
ショウゴ : 誰も買い取らへんし、中も入られへん。
中村 : 「ユーチューバーが観音さん潰してみた」とかやって欲しいけどな。
MIGHTY : やっぱり、私利私欲でやったらそうなるよな。
中村 : そやな〜。
土着信仰 in 富田林
鈴木 : PLタワーも異様な感じよね、あれが普通に立ってるって。
MIGHTY : めっちゃ怖いよな。ウチの婆ちゃんが富田林(大阪府富田林市)やったからさ、小学校の時とかスゲー怖かった。
一同 : 笑
鈴木 : パピコみたいなやつ(笑)。
ショウゴ : 地元の人は普通なん?
鈴木 : あれが日常やから。(鈴木は、大阪府富田林市出身)
MIGHTY : PLタワーは、いつぐらいからあるの?
鈴木 : たぶん70年代ぐらい?
デカさでいうたら、たぶん自由の女神くらいデカいんとちゃうかな?
正月に解放されてて展望台とかも上がれた。
現在はもう行く事ができない展望台の中の様子。
MIGHTY : 鈴ちゃんは、行ったことある?
鈴木 : 当時は、結構行っててん。
塔の下でな、甘酒配ったり迷路とかあって。
PLって遊園地があったしね、プールもあって。「PLランド」っていう。
一同 : へー。
中村 : 今、ゴルフ場ばっかりやんな。
鈴木 : そうそう。
昔は、割と楽しい感じやって、邪悪な感じは無いっていうか。
MIGHTY : PLには無いよね。
鈴木 : あの塔も、戦争犠牲者追悼してる平和の塔で。
(正式名称:超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔)
中村 : そうなんや。
MIGHTY : でもよう考えたら凄いよね。
土地で教団が根付いてるっていうのは(笑)。
考えるとなかなか凄いことやな(笑)。
鈴木 : たぶん最初の教祖が考えたオブジェで、あれを建てるっていうパワーが凄いよね。
中村 : すごい。
ショウゴ : 富田林が拠点なん?
鈴木 : そうそう、PL学園とかあって。
MIGHTY : 何の略やったっけ?
鈴木 : 「Perfect Liberty(パーフェクト・リバティー)」やん。
中村 : 芸術かなんかの神様やったっけ?
鈴木 : コンセプトが「人生は芸術である」か、なんかそういう感じやったと思うで。
MIGHTY : そうなんや。アートの神様や。
鈴木 : 花火も毎年凄いしね。
中村 : 凄いなあ。
MIGHTY : 地元と密着してるよな。
子どもの頃の謎の記憶
MIGHTY : あと、子供の頃に不思議な、アレなんやったんやろ?みたいなさそういう記憶。
中村 : あるある!
MIGHTY : あるやろ。
鈴木 : それや。今回のテーマは。
中村 : けど、ほんまに自分らに起こった話やから、
全部そんなに派手じゃない。
MIGHTY : うんうん。派手じゃない。
ショウゴ : めっちゃ地味や。
中村 : 全部地味やねんけど、ずーっと頭に残ってる話は多い。
MIGHTY : それが、夢やったんかどうか?っていうのが曖昧というか。
俺、地元が団地やねんな。それぞれの団地にゴミ捨て場があって。7号棟っていう団地のゴミ捨て場には、結構ジャンプとかが落ちてて、小学校の時みんなで拾いに行ってて(笑)。
で、兄貴とその友達とで団地のゴミ捨て場に行って探してた時に、、、、ティッシュに包まれた指を見つけてん(笑)。
中村 : 怖。
鈴木 : あー、ヤクザが指詰めたんかな。
MIGHTY : で、指を見つけて「わぁ!指や!」って言うて。
俺、当時兄ちゃんと学童に通ってたから、学童に行って先生に見せた記憶まであるねん。「そんなん捨て!」て言われて。
中村 : 何指かわかるの?
MIGHTY : いや、覚えてへん。でも指の先よ。
中村 : うーわ、ヤクザや。
MIGHTY : それも実際、夢やったのかわからへんねんけど、それを見つけた記憶がめっちゃある。あれ何やったんやろ。
中村 : それ絶対ほんまや。
MIGHTY : ほんまやね、絶対。
中村 : ありえるやろ。
鈴木 : 僕も、一つ変な記憶があってさ、それたぶん夢じゃないと思うんやけど、幼稚園の時に近所の神社の裏に森があんねんやんか。そこにみんなでドングリ拾いに行くっていう事があって、拾ってたんやんか。
で、クラスの子が何人か自分の周りに居てんけど、パッと気がついたらその子らしか居なくて、他のみんながおらんようになってて。
みんなはもう帰ったんかな?と思って、3人くらいで半泣きになりながら鳥居とかが並んでいる坂道を、メインの広場のところ目指して走っていってん。はよ帰ってみんなを見つけなあかんって思ってさ。
で、走ってる時に、黒いマントを着けてる赤と青の面を被った人が立っててん。
MIGHTY : 神社に?
鈴木 : 神社の鳥居の坂道に。
で、その時は他所の幼稚園か、先生が出し物みたいな感じで居るんやろなって感じで全然気にしてなくて、それよりみんなを見つける方が必死やったから。
それを結構大きくなってから考えたらアレ何やったんやろな?っていうのがあるねんな。
MIGHTY : 怖いな。それ(笑)。
あの二人なんやったんやろってなる。
鈴木 : そうそうそう(笑)。
MIGHTY : 何をしてたん?
鈴木 : ただ立っててん。道の脇に。
それが唯一変なモンを見た出来事やったね。
ただの変質者やったんかもしれん(笑)。
中村 : マントをパッと開けたら真っ裸やったりとか。(笑)
鈴木 : ショウゴ君とかそういう話は?
ショウゴ : え〜・・・僕、薄い話しかないな。
幼稚園ぐらいの時に、昆虫がめっちゃ好きやって、ずっと図鑑とか見てて。夢か何かわからんけど、明らかに日本のやつじゃない、めっちゃいかついカマキリがおって。
ショウゴ : 「わぁ!何で日本のやつと違うのに居るんやろう!?」
ってめっちゃ薄い話。。
鈴木 : なんかそれ夢っぽい感じあるな。そうゆう夢見たことあるわ。
ショウゴ : 夢かな?それをめっちゃみんなに言ってるけど誰も信じてくれへん。
MIGHTY : それはどこで見たん?
ショウゴ : 幼稚園の庭で。
MIGHTY : へー(笑)。
ショウゴ : あと、チャリでウロウロしてたら、めっちゃデカい牛の足がボトーンッて落ちとって。
鈴木 : あー、淡路島やし、牧場あるし。
ショウゴ : そうそう。
牧場あるし、それがただ単に切って落としてあったんか、、、。
MIGHTY : 牛の足だけが落ちてるの?
ショウゴ : 足だけが落ちてる。
MIGHTY : 笑
中村 : それって肉付きで?
ショウゴ : いやいやほんまに普通に足。まあ肉はついてるけど。
MIGHTY : 足が切り落とされてる。
ショウゴ : そう。ボトーンッて落ちてて、それが何なんかわからへん。
鈴木 : そういうさ、怖い話じゃなくて、子供の時ってお宝的なありえへんモノを見つけるっていうのがあったような気がするよね。
一同 : あ〜。
中村:俺ねぇ、小学校の下校の時に、石を蹴りながら帰るのが自分の中で流行ってて、一個の石をずっと蹴り続けながら帰るっていう。
ある程度蹴ってたら、田んぼの中に入ってしまったから、次にまた新しい石を蹴ろうと思って見つけた石を蹴ったら、なんか白かってん。
そんで、「これ何やろう?」と思ってその石をよく見たら、神社とかに祀ってある狐の顔やってん。
一同 : えええ〜!(笑)
中村 : 胴体が取れて、首だけが道に落ちてて、それを思いっきり蹴ってしもて。
MIGHTY : 怖(笑)。
鈴木 : 何かバチが当たったりせえへんかったん?
中村 : いや、めっちゃ怖かったからすぐに家に帰ってオカンに、「こうこうこういう理由で石やと思って蹴ったら狐の首やった。」って言うたら、ウチの家の裏にお稲荷さんが祀ってある祠(ほこら)みたいなんがあるんやけど、そこに行って「すいませんって謝っておいで。」ってオカンに言われたから、謝りに行った。
だからかわからんけど、何もなかったはず。
でも、めっちゃ怖かった。
MIGHTY : 怖いねえ。
ショウゴ : それは怖い。
中村 : その時は、ほんまにビックリした。
鈴木 : 昔、小学校の前にさ、モノを売りにくる人がおったよね?
MIGHTY : ああー!手を使わずに踊る人形を小学校の前で実演して売るおっちゃんとか。
鈴木 :そうそう!
一同 : 笑
MIGHTY : 居るねん、居るねん。普通に居るねん。
中村 : ええ!?
鈴木 : 家にお金を取りに帰ったら、もうそこにはおらんねん。
買おうと思って行ったら姿がない。
MIGHTY : そうそう。年に一回くらい、そういうおっちゃんが現れて、その次の日の全校集会みたいなんで、そうゆうのは買わないようにって先生に言われるねん(笑)。
鈴木 : すっごいしょうもない仕掛けの手品みたいなやつとか。
MIGHTY : けど、当時は小学生やしさ、「うぉーっ!」てなってさ。
鈴木 : よう考えたら、小学生相手に売ってもなんぼもならへんやん?
そうゆう奴でも食えてる時代があったって事やね。
MIGHTY : あったんやろな。紙芝居みたいなモンやね。
鈴木 : おおらかな時代やったんやろね、ほんまにそういう人らが生きにくくなってるんかもね。
MIGHTY : 変なストレンジ野郎が(笑)。
鈴木 : フリークス達が(笑)。
鈴木 : 専門学校の時、みんなで奈良の方にキャンプに行ってさ。
みんなやっぱりキャンプに慣れてなくて、朝方の薄暗いまだ4時か5時くらいに、もう帰ろうやってなって帰ってん。
その時、運転しとった友達が急に「何やアレ!!!」って言うてん。
ほんでパッと見たらさ、道路の歩道を1歳か2歳の全裸の坊主の赤ちゃんが、工事用の土とかを乗せるようなヤツを押して歩いててん(笑)。
一同 : 笑
青幻舎マガジン 「Life is 滑稽 ナンセンスな日々」より
MIGHTY : 赤ちゃんが?(笑)
鈴木 : つるんつるんのさ。僕も後ろ姿だけ見てんけど、車でプワーッて通り過ぎて行く時に一瞬だけそれが見えてん(笑)。
中村 : 一輪車を持ってたん?
鈴木 : 一輪車とちがう。土運ぶアレ。
つるんつるんのさ、ハゲた赤ちゃんが(笑)。
全裸でやで(笑)。
中村 : 真っ裸で?
鈴木 : 真っ裸で4時か5時に。
一同 : 笑
鈴木 : 何やったんやろなーって。田舎じゃ普通なんかな。
ショウゴ : いや、普通じゃない(笑)。
一同 : 笑
鈴木 : よく勝手に出かける子なんかわからんけど、あれは幽霊とかじゃないけど、変なモノを見た(笑)。
(つづく。)
ー 次回「めっちゃエイリやーん」は、「世にも奇妙な作品編」 に突入!
4人が奇妙なアートや書籍や音楽を紹介して行きます!乞うご期待!
Mixcloudでは、めっちゃエイリやーん「アホと未知との遭遇 -奇妙な小噺(後編)-」 のラジオ音源をお聴きいただけます。
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