機械設計技術者試験3級の勉強法!
機械設計技術者試験とは?
機械設計技術者試験は、安全で効率のよい機械を経済的に設計する機械設計技術者の総合能力を認定し、機械設計技術者の技術力向上と社会的評価の適正な確立を図り、我が国機械産業の振興に寄与することを目的としています。中でも3級は新人向けとされており、受験資格が特にありませんので学生でも受験可能です!設計の勉強をしたいと考えている方には特におすすめの試験になっています。
参考:試験の必要性と目的
試験概要と受験資格
試験は1級、2級、3級の3つに分かれており、3級は誰でも受験可能!2級は3級合格かつ2年の実務経験で受験可能、1級は2級取得後次年度より受験可能になっております。また、1級と2級に関しては直接受験が可能となっていますが、その分実務経験を重ねないと受験できない仕組みになっています...個人的にも、いきなり1級2級を受験するのは難易度が非常に高いと思いますので、3級から受験するのがおすすめです!詳しくはコチラで確認してください。
合格率、合格ラインは?
合格率は1級、2級、3級ともに3割程度です(詳しくはコチラ)。ネットの記事等では6割前後が目安だそうです。個人的には、余裕を見て過去問で8割ほどとれるようにしてから受験に臨むのがおすすめです!(←2級、1級を受けるなら多めに勉強しといたほうが得だと思います)
おすすめの参考書
機械設計技術者試験はホームページで過去問を掲載しており、無料で勉強することもできます!とはいっても、過去問のみはハードル高いですよね...おすすめはネットに過去問が載っていない年度の過去問題集を買うのがいいと思います!例えば、以下の参考書がおすすめです!
おすすめの勉強方法と優先順位
おすすめの勉強方法は先に紹介した過去問題集3年分で基礎をつくり(2週以上するのをお勧めします)、残りはひたすら過去問演習が良いかと!あと時間がなくて勉強の優先順位を知りたいという方に!
個人的な順位は
1.機械製図:問題数が非常に多く、毎年同様の問題がでる(暗記科目)
2.工業材料:製図ほど問題はないが、ある程度同様の問題が出る(暗記科目)
3.工作法:基本的な工作法ばかりなので、とっつきやすい。(暗記科目)
4.機構学:歯車、クランク機構などある程度範囲が絞られる+材料力学の勉強にもなる。(暗記+計算)
5.熱力学:熱力学は熱伝導、基本的なサイクルの話、蒸気サイクルがほとんどなどで、一度手順を覚えれば毎年対応可能(ほぼ計算)
6.制御工学:難しい計算やラプラス変換がないので覚えることは少なめ(ほぼ計算)
7.流体力学:ほとんどが理想流体の話なので、計算は比較的楽だが、大学で学んでないときついかも...(計算)
8.材料力学:大学で学んだ”曲げ”、”ねじり”、”引張・圧縮”がバランスよく出題される。こちらも大学で学んでいると非常に楽。(計算)
9.機械力学:範囲が高校物理から初頭材力くらいまであるので、正直出たとこ勝負でもいいかも...←そんなに難しいのは出ない(計算)
私自身が機械系の大学出身なので、材力、流体などはある程度覚えていたため、暗記科目を中心に勉強を進めました!人によって得意・不得意あると思いますので、参考までに!
まとめ
ここまで見てくださりありがとうございました!今回は機械設計技術者試験3級の勉強法についてお話ししました!次回は来年の11月ごろとなります。しっかり勉強すれば、受かるような内容なので是非とも頑張ってください!また、各々の強化に関する記事も挙げていきますので、そちらもお願いします!