“The Voice Is Coming”/おおたか静流
おおたか静流の3枚目のアルバム「Return」(1992年9月23日発売)に収録されています。
おおたかさんの存在を知るきっかけとなったのは、某TV-CMでした。
これです。
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歌っている少女の顔立ちと、声質との間にイメージの乖離があり、口の動きと音が合っていないため、「歌っているのは誰なんだろう?」と思いました。
アップで映り続ける少女の顏と歌声のインパクトが強烈過ぎて、何のCMなのかというところまで興味を持つに至らず、CMとしては失敗に終わったと言えるかも知れませんね。
30年前に流れていたCMを今改めて見返してみて、カセット・テープの宣伝だったことに初めて気付かされました。
TSUTAYAのレンタルCDコーナーで、この曲が収録された1枚を見つけ、歌っている歌手が「おおたか静流」という名前だと知り、彼女が制作したCDを何枚かレンタルした中で、最も強く印象に残ったのが、アルバム“RETURN”。
その中でも強い印象を残したのが、その最終曲として収録されていた“The Voice Is Coming”でした。
歌詞、楽曲共におおたか自身によるオリジナルで、スピリチュアルなテイストが漂います。本人の歌唱はもちろん、福田裕彦氏によるイギリスのバンドQUEENを思わせるプログレ風味のアレンジも見事。
なお、おおたかさんは、2,022年9月5日、がんのため逝去されていますが、今でも自分にとって特別な1曲となっています。