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ここ最近、どうしていたかという話

隔週土曜にnoteにてエッセイを更新すると掲げていたが、体調不良もありつつ、あれよあれよといううちに、2回連続でnote更新を怠ってしまった…。本日からまた、隔週土曜エッセイを再開しようと思う。

まず初めに触れたいのは、現在の状況だ。きっと、わたしが置かれている状況と皆さんが置かれている状況は、ほとんど同じかもしれないけれど…。
わたしは先月末からぱったりと仕事が入らなくなった。懇意にしてくれている取引先によると、”6月までは案件が安定しないかも”とのこと。非常に残念で、先々のことに不安を覚えないでもないが、それでもわたしはこの「急に暇を出された状況」を楽しめるだけ楽しみたいと思っている。

というのも、忙しさの波はあれど、これまでは仕事をして、バンドをして、ライブをして、生活をして…それらをバランスよくこなす、走りっぱなしの状態だった。たまに立ち寄る古本屋で本を買っては積み、中古ゲームを頼んではちょっと触って積み、気になる映画を”後で観る”に登録してはブラウザを閉じる……そんな具合だったからこそ、これまで中途半端にしてきたものをすべて楽しみ直したいのだ!
非常に楽天的かもしれないが、それがわたしのこの騒動――コロナウィルスに対抗する方法である。

また、わたしは「カタカナ」というバンドで活動しているのだが、練習の場であるスタジオや、ライブハウスなども営業休止中のため、バンド活動ができない。どうしようか?何ができるかな?といった話し合いをした結果、メンバーそれぞれがバンドの楽曲をアレンジ演奏する「うたつなぎ」をSNS上で発表したり、メンバー全員が集まって雑談やゲームをする「配信」をはじめた。(もちろん各々の自宅から配信する)
配信に関しては、別にどうということはない、我々が和気あいあいと過ごすだけの時間ではあるが、それが誰かのちょっとした楽しい時間になったらいいなと思い、継続的に配信をするつもりだ。


そんな、限られた状況で何かを発表したり、伝える…ということをしているうちに、わたし個人でも何かができるんじゃないか?わたしの発信によって、相手に楽しい時間を提供でいないか?と考えるようになった。

少し話が逸れるが、わたしは以前、大好きな海外作家「ロアルド・ダール氏」の作品についてnoteを書いた。

こういった自分の愛する作品に関する記事は、不定期に投稿していきたいと考えていたのだが、今回のコロナ騒動の中で自分ができることは、このような愛する作品、楽しい時間を過ごせる作品を、皆さんにお伝えすることなのではないか思った。

自宅で過ごす時間が多くなったとき、その時間を豊かにする方法の一つは「読書」だと思うし、読書が大好きな自分だからこそ、その時間を豊かにするお手伝いができるかもしれない―――そこでわたしは先日、2020年5月5日の夜に「本やマンガについて話す個人配信」を行なった。

正直、わたしはライブ以外で人前に出て、一個人で何かをすることにあまり興味がなく(漫画を描いたりエッセイを書くことは、好きなので続けている)、またそもそも話下手なことや、自分の声質などに自信もないので、配信などには苦手意識があった…。だからこそ、配信をやろう!と決意し、実行したのは個人的にとても大きな心境の変化だった。

※下記が配信の様子です。もしよければご視聴ください!

―――こう話すと、何だか大それたことを成し遂げたような感じだが、全然そういうわけではない。配信内容は「最近読んだ作品」「わたしの好きな本・マンガ」「おすすめの本・マンガ」を発表し、最後にのんびり雑談をする…というもの。とにかくラフで楽しく配信することが目標だった。

実際はというと、視聴者の方々が優しく反応を示してくれたり、話しやすい場を作ってくれたおかげで、なんとか無事に初配信を終えることができた。また配信後は「気になった本が見つかった」「早速注文した」という声をもらったり、逆にわたし自身も読みたくなる作品が見つかったり、「この作品、もう一度読み返そうかな」という気持ちになったりしたので、結果は大成功だったのかなと思う。
本やマンガの話をすると、こうした相手とのちょっとしたやり取りが刺激になるので、たとえオンライン上だとしても、視聴者とコミュニケーションが取れたのはよかった。改めて、離れていても互いにコンタクトを取れるツールがある時代に感謝する。

わたしが届けるのは、視聴者をどんどん増やして有名になるぞ!という趣旨の配信ではないため、その道の玄人からすると見るにたえないものかもしれないが、それでも折を見てまた個人配信ができたらなと思うし、もっと楽しい時間を提供できるようなチャレンジもしていきたい。(「次はこんなものが見たい」「こういうことをやってほしい」というありがたい声にも、応えられたらいいな!)

コロナ騒動が終息に向かうのは、早ければ早い方がいい。けれども、まだまだ先が見えない状態。しかし、「終わり」は絶対にある。
だから、自分の身を守ること、そういう判断をすることが大切。無理はしない、そして心を強く持つことも大切。そんな中で、わたしは皆さんと一緒に楽しい時間を、(配信という手段ではなくても)作っていけたら嬉しいなと思った。

皆さんが明日も、明後日も、たとえこれといった変化がなくても、無事に一日を過ごせることを心から祈っています…!

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