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持続可能な世界への責任⑪〜サステナビリティ・ソリューションへ〜企業のSDGs11(住み続けられるまちづくりを)

どうもどうも、吉良です。

9月20日に大谷翔平選手がまた金字塔を建てましたね。過去の大リーガーが誰もやったことのないシーズン50本塁打・50盗塁を成し遂げ、その次の打席で記録を更新して、51ー51。

そして21日には52-52、22日に53-55。記録は塗りかえられるものですが、アメリカの記録を日本人の大谷翔平選手が次々と塗りかえてゆくこの現在進行形には驚きと興奮の渦が猛暑の日本に大きな元気を与えてくれていますね。

53-55の時点のイラストを弊社デザイナーが描いてくれました。

9月17日は中秋の名月でした。名月は満月だと思っていたら翌18日が満月でちょっとびっくりしましたがとても美しい月でしたね。写真を撮ったのでご覧ください。ちょっと幻想的です。

中秋の名月

このような美しい月を見ると日本に生まれ、横浜に住んでいることがとても幸せなことなのだと実感します。

今回の「持続可能な世界への責任〜サステナビリティ・ソリューションへ〜」で取り上げるのはSDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」です。

後述の前回のnoteにも書いたように、「住み続けられるまち」とは、住むのに十分で安全な家に、安い値段で住むことができ、持続可能な交通手段が使える、性別や人種などによる差別もなく誰もが平等に生活できる、災害からの復旧が早いなど、誰ひとり残さず幸せに住み続けられるまちのことです。

そういう意味では、つい先だって発表された地価評価で、地震の被災地が大幅に下がり、ただでさえ住みにくくなった環境に輪をかけて今後の生活にも不安を残してしまっています。

その上に異常気象を察知するようになってから言われるようになった線状降水帯が能登、輪島、珠洲市地域に発生し、地震で弱体化した地盤に情け容赦なく降り注ぎ、被害を拡大しています。

それによりますます住みにくい環境になり「住み続けられるまちづくりを」にはほど遠い状況になってしまっています。

それとは反対に避暑地やリゾート地が外国人に買い漁られ地価が高騰するというのも、日本にとっての住みにくさの助長と富の不平等の生んでいるといえます。

では、実際にSDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」のスコアを見てみましょう。日本はもともと四季があって住みやすい国と言われているので予想通り住みやすさを評価されたスコアなのですが、地震国でもあり地震予測がされているので、課題が残るとされているのかなと想像できます。

目標別達成度と進捗状況(変化・動向)は下記のように表されています。

<目標別達成度>
緑:SDGs達成
黄:課題は残る
オレンジ:重大な課題が残っている
赤:大きな課題が残っている

<進捗状況(変化・動向)>
↑:SDGs達成が軌道に乗っているか、維持している
↗:やや改善中
→:停滞している
↘:減少中
・・:データなし

想像通りのスコアでしたね。島国であること、地震国であることがマイナスになりますね。それに加えて異常気象も。我々日本人がしっかりとSDGsの課題解決に取り組む姿勢が最大の解決策になりますね。

SDGs11・住み続けられるまちづくりを、について詳しくは前回のシリーズの記事もご覧ください。

前回に引き続き、SDGs新シリーズの紹介動画を新しく制作しました。楽しくわかりやすくをコンセプトにマンガデザインモーションで創りました。

マンガデザインの解りやすさを感じていただけましたか?

今回の目標11「住み続けられるまちづくりを」について、マンガデザイナーズラボ制作の作品をご紹介します。

地震国であることから、事前に予防するための重要性を日本経済新聞で2023年に6回シリーズで実施した「予防インフラ2023」は何度かこのSDGs企画でも紹介していますが、まさにこの「住み続けられるまちづくりを」の目標に一番フィットするのでコメントなしで6シリーズ並べてみましょう。

2023年1月17日 日本経済新聞掲載
2023年3月11日 日本経済新聞掲載
2023年6月1日 日本経済新聞掲載
2023年7月3日 日本経済新聞掲載
2023年8月1日 日本経済新聞掲載
2023年9月1日 日本経済新聞掲載

詳細は下記のnoteをぜひご覧ください。

清水建設の地震に強い水上浮体技術のマンガデザインも担当しました。日本の未来のための研究、実証実験を描いています。

この作品に対して、クライアント清水建設様から以下のようなコメントをいただいています。

マンガデザイナーズラボに発注するに至った経緯(キッカケなど)は、過去制作物「シミズさんをさがせ」で実績があり、開発中の技術でできそうなたくさんの可能性を1枚にまとめることができそうだと思ったためです。

大変だったことは、浮体建築自体がそもそも実例の少ない分かりづらいものであることと、ブロック浮体が新しい概念の浮体技術なので、ブロック浮体のコンセプト自体やこちらの描いて欲しいイメージを伝えるのが大変でした。
ブロックの積み上げ方、組み合わせ方を理解してもらう事が大変だった‥

良かったことは、ブロック浮体でできるありとあらゆることを1枚の絵にできたことと、この絵を見せるだけで、ブロック浮体でできることなど技術紹介ができるようになったことが良かったです。

未来は写真に撮れないのでマンガで表現ができて良かった‥

誰にでもわかりやすく、かつ、インパクトのあるものを作っていただき、ありがとうございました!

では、学生たちが取り上げた企業2社のSDGs11「住み続けられるまちづくりを」に対する取り組みを紹介してゆきます。

はじめに、株式会社鴻池組の「未来に繋ぐ取り組み」です。

鴻池組が取り組んだ昼飯大塚古墳(ひるいおおつかこふん)は今から約1600年前に築かれた岐阜県最大の前方後円墳です。

資料によるとその特徴は墳丘の長さが150mにもなることやその構造が三段築成となる点、さらには後円部の頂上に竪穴式石室、粘土槨、木棺直葬という3の埋葬形態が存在する点にあるそうです。

保存整備では現況の墳丘を修復しながら、後円部の一部に復元ゾーンを設けて葺石や埴輪、周濠を復元しています。

この作者は、この復元作業をベースに鴻池組のSDGsへの取り組みをしっかりマンガデザインしています。企画意図を理解した素晴らしい作品です。

企業サイドもしっかりSDGsを学習しているリクルートターゲットに対して企業が取り組んでいるSDGs企画を啓蒙することがいかに大事か、もう少ししっかり気づいてほしいものです。

(大阪芸術大学 キャラクター造形学科 枡田紡さん)

【製作意図】
鴻池組の「未来に繋ぐ取り組み」を描きました。世界遺産や歴史的文化遺産を保護し、後世へ受け継いでいくことがSDGsに繋がる活動と初めて知りました。紛争や自然災害で消えていく遺産を修復し、元の状態へ復元することができる鴻池組は世の中に欠かせない企業だと思いました。
今回、鴻池組を調べ、難波にある戎橋の建設も行ったと知りとても驚き、グリコの看板で有名な戎橋は多くの人に愛され、これから先もずっと残り続けてほしいと思いました。

2つ目は、全日本ヨガ連盟の「ZenYOGA」です。

視点がとても面白いです。なぜ「ZenYOGA」がSDGsになるのか僕もわかりませんでした。

企画意図を読み「住みやすい国」の伝統である「寺院」の「ヨガ」が地域活性化とインバウンド効果をあげているという考え、つまり国や地域のイメージアップが大切だと教わりました。なかなかの視点です。

「全日本ヨガ連盟」も「ZenYOGA」知らなかったのですが、調べてみてSDGsとの関係性を考えていることがわかりました。

(大阪芸術大学 アートサイエンス学科 大川ひなたさん)

【製作意図】
ZenYOGAは外国人誘致を目的としており、全国のお寺でヨガを実施していますが、近年では寺を地域のコミュニティとして復活させ、人々の心の支えとなる場となることも目指してきています。
海外の人に日本らしい感じと禅の雰囲気が伝わりやすいように制作しました。中心から広がる輪で精神統一を表現し、真ん中の人は石に乗ってバランスをとっている人をイメージしました。

最後にSDGsと大阪・関西万博を絡めたシリーズ作品をご覧ください。

(大阪芸術大学 デザイン学科 冨士七瀬さん)

しっかりとテーマに沿った素晴らしいシリーズ企画です。SDGsの目標11への取り組みとしての電子タクシーチケットの題材がとても面白いですね。

『持続可能な世界への責任〜サステナビリティ・ソリューションへ〜企業のSDGs11(住み続けられるまちづくりを)』いかがでしたでしょうか?

次回も楽しみにしていてください。
楽しいマンガデザインで企業のSDGsを学びましょう!

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