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ナギ
2014年11月28日 17:31
僕の顔した関節人形バラバラに壊れてビスクドールじゃなかったから砕け散りはしませんでしたいつの間にか君はいなくなっておいかけたくても僕の足は外れたまま足を捜したくても僕の目は無くなったまま手探りしようとしても僕の手は犬が持っていきました耳をすましても木でできた鼓膜は振動しませんでしたいつのまにか君はいなくなって僕はここで土に還るのをただ待っています
2014年11月27日 12:25
ぐるりぐるりと思考の迷路隣に立つ君をぼんやり眺めてる本日は晴天なり青く青くどこまでも青く僕を殺しちゃったこの世界にだってきっと救いはあるよって君は言った。君は笑った。死んじゃった僕はぼんやりと君を眺めて網膜が焼き切れそうだなあぐるりぐるりとそんなことを考えて僕は死んだ。僕は笑った。 #詩
2014年11月26日 00:22
夜空に月が霧散する太陽は悲鳴をあげて燃え尽きる僕は布団に沈み込み君は静かに窒息する青い空は端から焦げる水は零れほとばしる君は何が欲しかったのそんなことすらわからないまま僕らはこの死にゆく世界で2人きり #詩
2014年11月21日 18:31
やさしいゆめをみてたゆらゆらとただようゆめをみてたただぬくもりにつつまれていたやさしいゆめをみてたやさしいゆめがさめためざめたぼくをまってたのはあまいあまいぜつぼうでした
2014年11月16日 23:13
ひかりが空からふりそそぐみんなが歓声をあげている世界は生まれ変わるらしい祝福の鐘幻想的な風景膝を抱えて見上げる僕ひかりに包まれて目を閉じる狂騒が耳に痛い別に終末を望んだわけじゃなくて僕だけがその蜘蛛の糸に手を伸ばさなかったただ、それだけ狂ったように鐘が鳴り響くみんながひかりにむかって這い上がっていく世界が生まれ変わる瞬間だ新しい世界目指して空が割れるまぶし
2014年11月13日 20:56
まるで砂漠みたいだ照りつける太陽ゆらめく光景誰もいない午後ひび割れた心を壊さないようそっと包んだその手ももう傷だらけだ静かに静かに灼けた砂に埋まるように僕の体は浮遊していくこのまま骨になるまでここで僕を溶かしてくれそんなことを、ただ、ただ #詩
2014年11月8日 15:34
心の中にどうしようもないくらいの空洞があるんだ感情も全部吸い込まれてしまうんだそれが寂しくて寂しくて仕方ないんだと感情のない僕はぼんやりと思う涙も出ない僕はぼんやりと思う #詩
2014年11月7日 17:13
たとえばさ、さよならしちゃってもいいんだよ生きていくのが怖いならそこから跳んでもいいんだよ少しの勇気と少しの決意で足元の台を蹴り倒してもいいんだよほんの少しの間だから それでも怖くて怖くて仕方ないなら日常をただ食い潰していけばいい傷だらけの手首ごと君のことを抱きしめよう #詩
2014年11月7日 00:00
苦しくたって感情は燃やせばいい決められた日に公園の横に置いてくればいいたくさんの不要ななにかと一緒に絶望は埋めればいい深いふかい穴の底に水の下にこの地球の絶望と一緒にそしたら手づくりしたこころをかかげて手づくりした希望をかかえて手づくりした僕でいてそれでこの世界は僕を受けいれるんだろ地面の下で冷たくなった心臓は置きざりにしたままで
2014年11月5日 18:01
暗い部屋 床の上ヘッドホンで現実を遮断ズキズキするのは心であってそれは手首じゃないんだよ死にたいわけではないけれど生きているのも嫌なんだ涙なんてもう何処かへ消えたただただ渇いた目を持て余してる僕を誰か終わらせてくれって只管待っているだけなんだ
2014年11月3日 17:48
誰もいない夜でした。声にならない声で叫びました。何かが僕の心臓のなかで暴れまわっていました。腕を引っ掻き、頭を掻き回して床の上を転げまわりました。けれど、どれだけ喚いても傷をつけてもなんにもならなくて。糸が切れて、全部どうでもよくなって、僕は床に沈みました。転がる僕が見上げた部屋は小さく、ぼんやりしたままの僕は、それを潜水艇に見立てて夜に沈んでいきました。望んだのは明けない夜
2014年11月1日 23:38
星が降る夜傷口を切り開いて忘れていた感情を取り出した降り注ぐ星の下で手にした感情がきらきらと散らばった僕はそれを見て、それを見て、ただひたすらにこぼれてくる涙を拭う