読書感想 マシュマロ実験から学ぶこと
三連休が明けてしまいました。そして私は三連勤でした。
昨日一昨日は大きな仕事があり、宿直勤務泣。
大きな仕事だったので、考えることはたくさんあり、精神的にも身体的にも疲労はありますが、充実感はありました。
なぜなら、自己を高めようと考える若者と一緒に時間を過ごしたからです。
んー刺激的でしたね。とても良かった。
さて、今日も読書感想をしていく。
書籍は、「成功する子 失敗する子〜何が「その後の人生」を決めるのか〜 ポール・タフ著 高山真由美訳」である。
成功する子と決めつけてしまうなんてと思ってしまう。
でもきっとキャッチーなタイトルにした方が読まれる本になるだろうという意味なんだろう。
つまり、本書は良書ですよってこと。
何が「その後の人生」を決めるのか。この問いのポール・タフさんの答えは、「非認知的スキル」
「非認知的スキル」は、粘り強さや自制心、好奇心、やり抜く力などのような気質を指す。
であるなら、そんなこと幾多数多の本に書かれていることを同様である。
でもそうではない。
本書の素晴らしいところは、エビデンスがあること、事例が載っていること、非認知的スキルの何が影響しているのかをズバッと書いてあることだと感じている。
そして、私が特に目を引いたのが、「マシュマロ実験」についての追記である。
かの有名な「マシュマロ実験」
幼児にマシュマロを見せて、一定時間我慢できたらマシュマロの数が増える。
自制心があれば、ご褒美が増える。自制心が高い人は将来の成果は大きくなる。
中学生になったときの学力検査では、得点平均が210点も高い結果になったそうだ。
ここまではよく知られている研究結果。私は、次の2点に興味が湧いた。
①幼児が我慢する方法は、様々であった。マシュマロへの意識を紛らすために、一人で喋ったり歌ったり、自分の手で目隠しをしたり、昼寝をしたり。
②転用しづらい。学校で取り入れようとしたが、効果はゼロ。動機づけが一様ではないことが大きな壁。幼児にとってのご褒美はマシュマロ一択だが、中学生のご褒美は一択ではない。
要するに、抽象(自制心が高いと将来の成果は高くなりやすい)から具体(学校での取り組み、自制心を高めるためのプログラム)は単線ではないということだ。
具体に移すときには、対象(中学校で言えば生徒)の性格・人間関係などを観察して、カスタマイズしていく。
画一的な教育なんてないんだということが身に沁みた。