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読書感想 覚悟と好きを胸に晴天へ
梅雨入りしたはずなのに、晴天続き。
晴れる日が続くと、気持ちは上がる!
と思いきや、7月初めにイベントをするのだが、そちらは雨模様。。。(今のところの予報)
晴れ続きがあれば、もちろん雨が降る時もある。
これが自然の条理である。
とはいえ
私が外での活動するときは、晴れてくれ〜。
それ以外は雨でもいいから!
と自己都合でお祈りばかりするのだ。なんて身勝手な。
さて、今日も読書感想文を書いていこうと思う。「Dark Horse〜好きなことだけで生きる人が成功する時代〜 トッド・ローズ著 大浦千鶴子訳」である。
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積読第2弾。今日で読了したので、全体像を踏まえながら、自分の考えを言語化していきたい。
少し寄り道。日本の社会人が勉強を全然しないというデータが出ている。総務省統計局(2022)によれば、日本の社会人の勉強時間は、1日13分だそうだ。
さらに、社外の学習・自己啓発の活動状況で、日本は「とくに何も行っていない」が52.6%となった。ちなみに、今世界の大企業のCEOに多く輩出しているインドは、「とくに何も行っていない」人の割合は、3.2%である。
こりゃ日本が世界から遅れをとるわけだ。
私には、日本だとか、世界だとかをどうこうすることはできませんので、半径3mにいる家族には、学習の重要性、楽しさが伝えられるようにしていきたいなと。
このnoteも学習っちゃあ学習だし、そうでないっちゃそうでもない。だって、好きでやってるんだもん。
でも、子どもたちには学習をしているように写っているようなので、学習ということで。
話を読書感想に戻して、結論から。
好きなことだけで生きていくには、覚悟が必要。そして、大きな要件は「短期目標」だ。
好きなことだけで生きていく人は、どこか変わっている人が多いことは分かる。周りに惑わされず、自分の「好き」が判断基準となって、行動を決めていく。
みんながこうやっているのに、どうしてあの人はこういう行動をするのだろう。と疑問に思うことも多い。
それでも、あの人は自分で決めて自分で行動していく。
この本を読まずとも、その生き方には「覚悟」が必要だということが分かるはずだ。
でもこの本を読んで確信した。
やっぱり自分の「好き」を大事に生きていくには、「覚悟」が必要だと。
この本では、「自分の『好き』を大事に生きている人=ダークホース的な生き方をしている人」としている。
このダークホース的な生き方の対義語を、『標準化された生き方』としている。
イメージでは、義務教育で行っている感じだろうか。
コースから逸れるな。
真っすぐな道。
成功の追求が充足感に繋がる。
目的地を見定めよ。
ダークホース的な生き方は、こうである。
試行錯誤せよ。
曲がりくねった道。
充足感の追求が成功に繋がる。
目的地は忘れろ。
こんな生き方は、「覚悟」がないとできない。
そして、心に刺さったのは、「習得までどれくらい?」に疑問を抱かない人は要注意。という言葉である。
平均習得時間なんてものに惑わされてはいけないということだ。
例えば、小学校2年生の算数で学習する九九。
九九を2年生のうちに学習を完了するわけだが、九九を習得するまで、2年生の間でできればいいんだよという物差しは違和感を感じる。
そりゃ学校でみんなで学習を進めているシステムの関係上、2年生が終わるころまでには九九は習得していないと、3年生でのわり算で苦戦してしまう。
とはいえ、九九の習得期間は、2年生と決めるのは標準化された学習と言えるとは思う。
別に、早くに興味をもったのなら、1年生で習得していてもいいし、2年生の終わりまでに覚えきれない人ももちろんいるだろう。
みんなバラバラで良いのだ。個別で違って良いのだ。
こんなバラバラの状態の学級で授業をする小学校の先生は、大変ですね。うん。
でも揃えすぎる危険性をいつも感じていたいなと思っている。
その際に、視点として力強く持っていたいのは、「短期目標」である。
九九の例で言ったら、2年生の終わりまでには九九を習得するという長期目標に目を向けすぎるのではなく、子どもの
「九九が覚えられるようになったよ!」
というその場の出来たこと、出来そうなこと(目標)を子どもと共有することがダークホース的な生き方に繋がるのではないかと思う。
「今日は2の段を覚えられたよ!」
「今日はやる気があるから2〜5の段まで覚えたいな」
このときの子どもの頭には〆切なんてものは考えていない。
だから、子どもの「好き」は大きなパワーを持っているのだと思う。
大人は「好き」だけでは仕事は前に進まないので、どうにか「〆切」を作って、システムでどうにか前に進めていこうとする。
もちろんそのシステムは悪いとは思わない。
しかし、「今できるようになりたい!」という短期目標、小さなモチベーションの積み重ねが日々の充足感を生むのではないだろうか。