読書感想 心理的安全性は時間がかかるもの
今日も酷暑。水洗いした洗濯機の乾燥フィルターを外に干しておいた。
すると、15分程度で大体乾いていた。
今の外は乾燥機よりも早く乾きそうだ。最強だ。
さて、読書感想を今日もやっていく。今日の書籍は「心理的安全性 最強の教科書 ピョートル・フェリクス・グジバチ著」である。
これで2回目の感想まとめである。読み進めていくと、マネジャーの立場としての「心理的安全性」をどうマネージしていくかが書かれていることが分かる。
総論は「マネジャーは相手を役割や役職で見るのではなく、人として関わることが求められる。組織内での心理的安全性を構築するためには、マネジャーは関わる力が高いことが必要条件だ。」
ということだ。
あれ?そんなのは読む前から分かっていたよね。
ピョートルさんがあえて本にして伝えなくても大体分かるよね。
月並みな総論となってしまった。
いやいやそうではなく、ピョートルさんが伝えたいことと私が読んで感じたことが入り混じった総論はないのかね。
うん、これだ。私の心に刺さった内容は。
「コーチャブルなタイミングを計り、関係を築く。関係を築くために特効薬はない。時間がかかるものだ。」
まずコーチャブルとは何か。
コーチャブルとは、コーチングで用いられる用語で「コーチングを受ける人が「理想な状態に近づくためにコーチのサポートを積極的に受け入れられる状態」を指す。
要するに「受け入れ態勢が整ってますよ〜」という状態だということ。
コーチャブルなタイミングを見逃すな。
これはとーーーーっても大事な考えですよね。
コーチングに限った話ではなくて、関係を築く上で必要。
例えば、好きなドラマに夢中になって、現時点でそのドラマを見ているタイミングで、「将来に必要なお金の話をしよう」とパートナーに話しても、聞いてもらえませんよね。
アニメに夢中の子どもに「お風呂に入るよ〜」と言うタイミングもできるだけ、話が終わったタイミングの方がお風呂へ行ってもらいやすい。(経験談)最悪でも話の切り替わりのタイミングが良い。
車の音楽もできるだけ中途半端で止めないで、キリの良いところで車のエンジンを切ったり、新たな話を切り出したり。
「なんだよ〜せっかく気持ちよく聞いていたのに〜」
とならない。
これはこれで「聞いている人がいるかもしれないから、その人のタイミングに合わせますよ。」という相手起点な考え方なんだと思う。(自画自賛)
そして、こういったことを1回や2回やったからといって、関係を築けるかというと、私の考えは否である。
数十回、もしかしたら百回以上はやっていかないと関係は築きづらいと思っている。
次に、心理的安全性とは何かという定義を定めたい。
名だたる方々の言葉に「私」を盛り込んでみたところが若干自分で自分にウケてしまった。笑 なめんじゃねーって感じですね。
要するに「相手と関係を築く」とニアリーイコールで良いとも思っている。
ちなみに、関係について著者は、関係と関係性の違いに言及している。
関係には、信頼や尊敬が介在する。
関係性には、役割分担が介在する。
心理的安全性は、「関係」が必要なのだ。
関係を築いていくことが組織の心理的安全性を作っていくことに繋がる。
ちなみに私の心理的安全性が保たれていると言えそうなところは、「家庭」である。
特にパートナーとの関係は私にとって、心理的安全性のもと、構築されている。
何か感じたことがあったら、パートナーにすぐに話したい。
気兼ねなく振る舞えていて、幸せだなーとつくづく感じる。
ハラスメントと何にでも言われてしまい、ドライな関わりばかりになりがちである。
「思ったことを話しても大丈夫!」っていうウエットな関わりもできるといいなと思う。
今日の日差しが、世の中のドライさを表しているようにも感じてしまうのは私だけでしょうか。