瑞巌寺の臥龍梅(松島)
4月中旬になると、宮城県松島町の瑞巌寺で見た臥龍梅が思い出されます。
松島は日本三景の一つですが、海に浮かぶ島を遊覧船で観光するだけでなく、実際に町を歩いてみることをお勧めします。
そして、この時期ぜひ見て頂きたいのが瑞巌寺の臥龍梅です。
ちなみに、瑞巌寺(国宝)は伊達家の菩提寺です。
臥龍梅は、伊達政宗が文禄の朝鮮征討の役の際、朝鮮より持ち帰り、慶弔14年(1609)の瑞巌寺上棟の祝いに植えさせたと伝えられています。
こちら、八重咲の梅で、白梅と紅梅があります。梅の木の形が大変美しく、臥せた龍に似ていることからその名がつけられています。
そして、この梅の最大の特徴は、そのかぐわしい香りにあります。
あるツアーコンダクターの方が、「私も20年以上、この仕事をしていますが、見頃の臥龍梅を見ることができたのは、2回ぐらいです。」と話していました。
臥龍梅の見頃は、毎年微妙に異なります。
宮城県に来て最初の年、偶然にも最も良い時期に臥龍梅を見ることができました。
次の年、どうしてもまた、あの梅を見たくて瑞巌寺に出かけることにしました。最高の状態の梅を見たくて、観光案内所に電話をかけてみると、親切にも見頃を教えてくれました。
宮城県の春の観光は、瑞巌寺の臥龍梅を見ることをお勧めします。
きっと、一生記憶に残る思い出となることでしょう。
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