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前向きな自己暗示

母は、自他ともに認める不出来な人です。

でも、「それが、どうしたんじゃい!」それが母です(笑)。

このような、居直った母に頭を悩ます母方のばあちゃんと私。

私の相談相手の友人は、60歳代以上の人生の先輩方達です。

その日も、70歳代と60歳代の友人からお食事のお誘いがありました。

「お母さん、どう?」彼女たちは、いつも母の話を聞きたがります。

母のエピソードを話す私。

「ハハハハハ!」いつも楽しそうに笑う彼女たち。目には、涙が。

やっぱり、母は普通と違うらしい。彼女たちが笑うとき、私はいつもこの現実を確認するのでした・・・。

「笑っちゃいけないんだけど・・・」「ハハハハハ!」と彼女たち。

父が言います。

「お母さんと一緒に暮らすと、楽しかね~(^^♪」

この時、ふと気が付きました。

「笑えるのは、他人だけ」「血が繋がっていないから、笑えるんだ!」

母方のばあちゃんは、母を見ていつもため息をついているのでした。

「そうか、私も気持ちだけは他人になってみよう!」

新しい発見をしたピョン! 心の平穏を手に入れるのだ!

「私は、他人だ、他人だ!」

こうして、私の自己暗示は始まったのでした。


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