どうせ使うなら清々しく!
ある業界の講習会が、東京で行われました。
全国から、様々な人々が集まってきていました。
仲良くなった6人程のメンバーで、昼食に出かけたのは良いのですが・・・。
それぞれの経済感覚は、バラバラです。
沖縄から出てきた男性が言います。
「せっかくの東京だから、御馳走を食べましょう!」
ある1人の男性以外、皆が地方から来ていました。
北海道出身の女性も2人いました。
私も、当時は関東に住んでいませんでした。
沖縄出身の男性の意見に従って、ちょっと贅沢な昼食を取ることとなりました。おしゃれなお店で、皆のテンションが上がります。
ただし、1人の男性を除いては、です(笑)。
話上手な沖縄の男性のおかげで、大変楽しい食事会となりました。
「美味しかったね!」嬉しそうにお店を後にする私達。
「今夜は、キャバクラに行くさ~!」沖縄の男性は、ノリノリです(笑)。
講習会終了後、一緒に昼食を取った東京在住の男性に誘われて、栃木県から来ていた女性と3人で、ドトールでコーヒーを飲むことになりました。
そして、東京の男性が顔をしかめながら言います。
「今日の昼食会、痛かったですね?」
「えー、何がですか?」栃木の女性が尋ねます。
「だって、1000円もしたじゃない!」
それを聞いて、目を丸くする栃木の女性。とても、驚いていました。
「このおじさん、一体何を言っているんだろう?」という感じです。
この様子をみて、内心笑ってしまう私。
「おじさん、そんなケチ臭いこと言っているんじゃ、女性にモテませんよ!」と思う私。
女性という生き物は、ケチな男性を本能的に嫌うものです(笑)。
1人傷心の彼を、不思議な生き物を眺めるように見つめる栃木の女性。
こうなると、金払いの良い、キャバクラ直行の沖縄の男性の方が、すがすがしくさえ思えてくるものです(笑)。
「でも、楽しかったでしょ?」と、私がおじさんに尋ねます。
すると「まぁ、そうなんだけど・・・」ともごもごと口ごもる始末。
「こりゃ、ダメだわ・・・」
「まっ、1人で落ち込んでいてください。」
「私達にまで、暗い気持ちを移さないでね!」と思う私。
全く、困ったおじさんなのでした(笑)。
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