真似できない何か
私の父。
実に平凡に見えます…。
平凡どころか、少し冴えない感じかも知れません(笑)。
物心付いた頃の私は、特段、何とも思っていなかったのですが…。
どうらや、私の母は難しい部類の人間であることが分かり始め…。
皮肉にも、それを教えてくれたのは、母の実母(笑)。
「花甘露ちゃんのお母さんは、普通と違うから…」
結婚して以来、母は世捨て人。
引きこもり生活を謳歌。
過酷な幼少期を過ごしたことから、大の人間嫌いへと成長。
しばらくの間、家にテレビを置くことを拒否。
「アレ(テレビ)、うじゃうじゃと人間が出て来よるやろ~」
「私、好かんネン!」
こんな母と、仲良く平和に暮らしている父。
「他人はバイ菌、近寄るな、ボケ!」オーラ全開の母。
この様な母のバリアが見えなかったのか、父は、母に接近。
「私と結婚して、のんびり暮らして行かんね🎵」
まさに、鈍感力を大いに発揮(笑)。
実母も手こずる様な元悪ガキ(母)を、こそっとコントロール。
いかにも、(母に)言うことを聞かせる様に振る舞っていないのに、結局は、自分のペースに引き込んでいるのです…。
(おっそろしいのだ!)
ゆる~く獲物を罠にはめていくその手法が、悪どい訳でもなく…。
なんとも不思議なムードを武器に生きていく、得たいの知れない人物。
コレ、誰にも、真似できないのでした(笑)。