死にたいと思うこと。それはよくあること
「1年に1回くらい、死にたいと思うことがある」
昔付き合っていた人が、急に、そう言った。
聞いた時は、正直、びっくりした。
急に、そんなこと言う?
かっこよくて、頭良くて、悩みなんてなさそうなお前が、そんなこと思うんだ?
いろんなことが頭をよぎったけど、私だってそんなことあるもんな、なんて思って、
「へ〜」とか言って、軽く流した。
死にたいと思うこと、それは、よくあること。
生きている人たちにとって、それは、当たり前に起こること。
死にたいと思うことは、特別なことじゃないよね。
死にたくなる時、死にたいと思う時、だいたいそれは夜起きるんだけど、
明日が来るのが嫌だな、耐えられないなと思うんだけど、
そんな時どうしたら良いんだろう?って思ってスマホで調べてみたりするんだけど、
どこにも答えなんてなくて、いつになっても眠れない。
死にたいけど、死んだら誰かに迷惑かけてしまうとか、悲しませるとか、
いやいや悲しむ人なんて誰もいないとか思いながらも、こんな人生でも自分で終わりにしちゃっていいのかなんて決めきれないから、本当に死にたいわけではないけど、
ただ、とにかく明日のことを考えたくなくて、もう人生が嫌になってしまって、死にたいと思う心境なわけで、
そんな時に、死に方とか教えてくれても解決しなくて、
同じように死にたい人と死にたいって言い合っててもすっきりなんてしなくて、
何をしたらいいのかわからない。
そんなあなたに伝えたい。
死にたいと思うこと、それは、よくあること。
だけど、あなたも私も生きている。
たぶん、昔付き合ってたあの人も、きっと生きている。
死にたいと思った日は、そのことを思い出してほしい。