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病気になるのは自分の行いのせい

私が伝えている「インドの伝統医学・アーユルヴェーダ」の理論を用いて、人間の本質を分析し、今の状況や自分の能力の活かし方など、そして季節に合わせた心と体の健康の話をする、「おSENTOロックショウ」シーズン2。

毎週水曜日21時から、YouTubeチャンネルとFacebookライブで生配信している。

そして配信後に、noteでその振り返りをテキストでまとめているのがこれ。

今回のゲストは、タロットや数秘術をやりつつ、カフェの運営もお手伝いしているフルカワカオリさん。

49歳で乳がんが見つかり手術し、その後、2年ごとに再発するも、以後は落ち着いているという。

今回は、カオリさんの人生を振り返ってみたら、なるほど!
病気へのステップをちゃんと上がっていたんだなあと言う仮説をお話しした。

※この記事では、アーユルヴェーダの健康のあり方をベースにお話ししています。そのベースは動画の冒頭で10分程度で説明しているので、アーユルヴェーダをご存じない方は、ぜひ動画の最初を少しだけ見てからお読みください。


風のエネルギーがもともと多いタイプ

アンケートや質問から、カオリさんは風がもともと多い体質と見た。

・子どもの頃から痩せていた
・子どもの頃は小さかった
・手足の冷えが気になる
・とにかく体力がない
・変化したい方

この辺から、風が多いタイプでちょっとフワフワした感じが見えてくる。

今も冷えは気になる症状として筆頭に挙げていることから、この冷えを生む風のエネルギーがもともと多いうえに、増悪してしまっていると考えられた。


病の後から体と心を大事にしているのが分かる

しかし、今のカオリさんは乳がんの再発も落ち着いて、体調もそれほど悪いところはなさそう。

今のカオリさんは食事や生活を自分でコントロールし、ものすごく自然体で無理がない。

おそらく病をきっかけに、ライフスタイルを意識して変えてきたことで、いい状態になりつつある=風のエネルギーを沈静させてきた、ということなのだろう。

それでも、まだ風のエネルギーがやや過多なのかも知れないし、増えやすい状態だったりするのかも知れない。

何かのきっかけで風が増悪した時、強い冷えやメンタルの落ち込みなどが起きるのかも知れないと分析した。


生き方が病につながっていた

ここで、カオリさんの乳がん発症が風の増悪からきたと仮定して、過去を見てみると、分かりやすく道が見えてきた。

30歳の時に、阪神淡路大震災
=メンタル的に風が増える

その後、一人暮らしを始めたり、実家に帰ったりと住環境の変化
=引っ越し(移動)は風が増える

仕事が不規則で忙しすぎた
=不規則は風を増やす、体力がない風が忙しいのにがんばることで体力不足が深刻に

その結果、30代半ばには不眠になったことも。

すでに、この時点でかなり風が増悪していたことが分かる。


しかし、その後も実家の引っ越しがあったり、金銭的な負担があったりと環境の変化が激しい。

そして、40代になると身内の介護や死を経験。
その後にまた引っ越し。

と、様々な変化、そして落ち着かない環境の中でがんばっていた。


つまり、カオリさんの30代~の生き方は風を激しく増悪させ、もともと少なかった体力を奪い、そのどちらもが自分の中の免疫力を下げることに加担したと想定できる。

この一連の流れが、乳がん発症と言うところへつながってるのだろう。

カオリさん本人も、その仮説には納得されていた。


自分に起こることはすべて自分の行いの結果である

アーユルヴェーダやインド哲学では、そう考える。

病気や不調も、自分の行いの結果。
つまり因果応報の考え方だ。

例えば・・・
「おなかいっぱいだけど、これも食べてちゃおう!」
「眠たいけどゲームが面白いからやっちゃおう!」
「生活のためには寝ないで働かないと」
「めんどくさいから冷凍食品でいいや」

こういう日々のたいしたことない判断も、積み重ねることで結果が大きく変わることもある。

つまり、行動の積み重ねが未来を決めているわけだ。


ちなみに、「病気の原因」と言う点で考えると、行いだけではないと言うことは、過去の回ですでに解説済み。

気になる方はこちらを見て欲しい。


どんなカルマを重ねるかが重要

行いのことを「カルマ」と言う。

カルマと言うと、悪いイメージがあるかも知れないが、実際の言葉の意味は、悪い行動だけではなく良い行動もカルマである。

つまり、人間はカルマを積み重ねる生き物なのだ。

表題の意味は、悪い行いをしたからその報いで病気になる、と言うことではない。

自分が欲望や快感に任せて、過剰に何かをやりすぎたり、体の負担を考えずにやりすぎたり、心や体の状態に目を向けていなかったり、そういう心身を無視する行動である。


だから逆に、善い行いをすることは良い人生につながる。

自分のことを知り、自分の体や心にあった生活、食べ物を選択することは、最高に良い行いではないか。

アーユルヴェーダの中には、
正しいことをする、
嘘を言わない、
などが健康のために有益なこととして定義されているし、

ヨーガ哲学にも、ヤマ(禁戒=やってはいけないこと)やニヤマ(勧戒=やるべきこと)がちゃんと説かれている。


ちなみに前世のカルマ、というのは、前世での行いのことである。

当然、これも現世に関わっている。

先日から2回の講座で、この前世のカルマはどうやって考えるべきか、またそれによって起こった病気の治療法について学んでいる。

次回の講座で具体的な治療法を教わるのだが、そもそも前世のカルマというものが病気の原因として定義され、治療法が説かれているアーユルヴェーダってすごくない?ってところが、私の興奮ポイントだ。

絶対に今の科学では説明しきれない、目に見えない、そんなものに私たちの肉体や精神は影響を受けていることを、5,000年も前からちゃんと説いている医学。

アーユルヴェーダのすごさは、こういうところにある。


アーユルヴェーディックのカウンセリングはこちらから

それを元にした、パーソナル演出はこちらから


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