【アラフィフ美容道0】あと少し綺麗でいたい私と、全てあきらめて面白おかしく生きたい葛藤の中で【はじめに】
39歳で第二子を出産し、体調体型コンディションの激変を痛感し、40歳から坂を転がるようにおばさん化が進み、この春めでたく四捨五入で50に分類された。
37歳で第一子に恵まれるまでは、真夜中にピザ食べてデザートにラーメン食べて、メイクを落とさずに寝ても完璧にリセットされていた。ダイエットなどした事もなく、ヘアも肌も特段ケアせずに理想の状態を保っていたため、まさか自分にこんなことが起こるとは思ってもみなかった。
40歳をすぎる頃から私の体に現れた異変は異変でもなく、よく聞く話ばかり。
出産の後体型が変わるとか、体重が戻らなくなるとか、髪や肌ツヤの話とか。ごくありきたりの変化がことごとく押し寄せてきた。
具体的に上から並べると
◎ツルツルツヤツヤの完璧なストレートヘア→クセが現れ、ツヤは皆無。手触りもゴワゴワで毛先はとっ散らかったまま。ボブにしたら芥川賞が取れない又吉直樹さんのように。
◎メイクが決まらない。アイシャドウは浮き、ファンデはくすみ、輪郭はぼやける。
◎下向きだけが悩みだった、フサフサロングまつ毛が短くスカスカに。
◎歯茎が痩せたのか、歯が長く根元に隙間が目立つように。
◎体重が激増。空気や水でも太る。運動しても、食事に気をつけても、現状維持がやっと。
◎ガリガリの薄っぺら体型だったので全体的に大きくなったのは良いとして、胸とお尻がブサイクに。
21時には就寝する子どもたちと生活していたおかげで、肌のコンディションだけは抜群に良かった。
しかしまぁ、挙げればキリがない。
「昔は綺麗だったのよー。ガハハー。」と笑うおばさんの気持ちが痛いほどわかるようになった。
コロナ禍真っ只中の4月、45歳を迎えたことをきっかけにプランクを日課にしてみたが、何も変わらず2か月が過ぎた。写真を撮られるのが苦手になり、鏡にうつる自分を見てはため息をついていた。
このまま何もせず、おばさん街道を突き進んで楽しく自由に生きるのか、もう少し頑張ってせめて今の自分を愛せるようになるか。自問自答の日々。
長女が言った「ママがかわいいと嬉しいよね」という一言に、よし、もうちょっと頑張ってみるかという気持ちになった、2020年6月のある日。
もともと人体実験を得意とする美容ライターだった自分の中の、探求心が目覚めた。
体を動かすでも大金をはたくでもなく、今まで培った知識をフルに生かして、あの手この手での実験を開始。それがまた、なかなか楽しい。
すると9月も終わろうとする今、大きく変わり始めた。
未来の自分のために、同じような悩みを抱える人たちのために、人体実験の内容を少し残しておこうと思う。