雑巾掛け 一人千日手 ツークツワンク 強制被動
改めて王道・正道の長兄打倒プランを練るのはもちろんだけど、改めて脇道のプランを考えてみることにした(我乍らまったく懲りないし、学習してないw)。
一番最近、長兄が家族に負けたのは父との対局だった。父の「雑巾がけ」に敗れたことがあるのだ。
我が家で「雑巾がけ」が一番得意なのは父、次が私です。母や長兄は性格上、「雑巾がけ」はしないし、妹はまだ「雑巾がけ」をするには若すぎるw。
・・・「雑巾がけ」といっても大掃除の話ではない。将棋の「一人千日手」のことだ。
持久戦が得意で「勝つ手より負けない手」重視の父は先手でも平気で長兄に手番を渡して、長兄に仕掛けさせて反撃で仕留めるという芸当をやってのけたことがある。私も持久戦は嫌いではない。特にプロの存在を知らずに我流で開発した風車はそれに向いている戦法だ。攻撃的で好戦的な母や理詰めで千日手を美しいと思わない長兄にはない概念だろう。
『・・・そういえばこれって、「速度計算」を狂わすには最適なんじゃないか?』と思う次第。
ゲーム理論(?)における「パスしたほうが良い状況」、チェスでは「ツークツワンク」とかが関連してくる。チェスは、白と黒が交互に駒を動かし、パスはできない(この点、将棋と同じ)。「パスができないために、より悪い形になる手を打つしかない」という状況に相手を追い込むことをツークツワンクという。
「自分が指すと状況が悪くなる」とか「相手が指すと状況が悪くなる」という状況があり得るわけで。裏を返せば「今の状況から指さない方が良い」という状況が存在しえる。
ある程度意図的にこの『煮詰まった状況』を作り出せれば。長兄の速度計算を狂わせることができそうだ。また、性格上雑巾がけを良しとしない長兄は打開のために無理やりにでも動いてくると予想できる。
まあ、その状況まで持ち込むためにも絶大な棋力の差を埋めなければならないんだが(苦笑)。 改めて長兄に対抗するために「風車」を見つめなおしてみるという方針を決めたことに意味があるとしておこうか。