小粋な大人になるためのファッションレッスンvol.14
編集部のhanatsumetaです。今夏トレンドのコーディネートについて話を聞きました。(写真提供・オンワード樫山の田中義基さん)
「ポリエステルはかつて安っぽくて、肌触りも悪いといったイメージがありましたが、今は違います」と田中さんは話を始めました。ポリは年々進化し、どんどん高機能になってきたとのことでした。今回、紹介してもらったTシャツ、アウターシャツ、ボトムスは全てポリエステル素材。田中さんは「同じ素材で統一するとまとまります。ポリは軽くて着心地も抜群。汗をかいてもさらっとした肌触りです」と説明してくれました。色は落ち着いたネイビー系、柄は無地かシンプルなものを選び、清潔感のある爽やかな大人を演出します。
ちなみにこのTシャツは、米国ブランド「JOSEPH ABBOUD」(ジョセフ・アブード)の商品。一般的なポリ繊維の約半分の細さの「カチオンポリエステル」という素材でできているのでとても軽いそうです。さらに興味深かったのは、このTシャツには防蚊加工も施してあるという点。「アウトドアでは蚊に悩む人も多いので。蚊が嫌がるにおい成分を溶かした液体に浸した繊維で編んであります。もちろん人体には無害です」と教えてくれました。
一歩踏み込んだおしゃれとして、アウトドアで定番のサコッシュを身に付け、少しハードなルックスのトレッキングシューズを合わせる方法を教えてくれました。靴ひもを赤にするとアウトドア感が高まります。取材の終りに田中さんは「あくまでも『街着』として着こなすことが大切です」と笑顔で話してくれました。さりげなくアウトドアテイストを取り入れたいですね。(編集部hanatsumeta)