性格4タイプ別片づけ習慣術(1)
こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。
これから数回シリーズで、古川武士さんのこちらの本を参考に、性格4タイプ別の「片づけ習慣」について考察していきたいと思います。
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この本は、あるミーティングの時の、「夏休みの宿題って、どうしてました?」という、古川さんからの素朴な質問に端を発しています。
「最後の数日、ギリギリになってから一気に終わらせる」という古川さんに対して、その場に居合わせていた私と、もう一人のメンバーは、「最初の1週間、少なくとも7月中には終わらせる」と答えたところ、ものすごくビックリされていました。
「そんな人、いるの?!」と言わんばかりに笑
それで、他のメンバーにも聞いてみたところ、どうやら4つのタイプがあるぞ・・・?となったわけです。
あなたの「夏休みの宿題」の終わらせ方は?
さて、あなたは小学生や中学生の時の「夏休みの宿題」について、どのように取り組んでいたでしょうか?
一番近いタイプを選んでみてください。
これを典型的な例として、行動傾向と動機傾向を、かの有名な「うさぎとかめ」「アリとキリギリス」という童話をもとにマトリックスに整理したのが、この「童話マトリックス」です。
つまり、ものすごくシンプルに言えば、
やると決めたら、
「ガーッと一気にやろうとする」のが、うさぎ。
「計画を立ててコツコツやろうとする」のが、かめ。
やる理由が
「問題解決」や「リスク回避」のためだと燃えるのが、アリ。
「目標達成」や「快楽獲得」のためだと燃えるのが、キリギリス。
というわけです。
古川さんは、ものすごくたくさんの習慣化メソッドを開発されてきましたが、全てが万人に効き目があるというわけではなく、「自分に合ったやり方を選ぶ」ことが大事だ、ということを強調され続けてきました。
確かに、人によって、ここまで行動と動機のパターンが違うのであれば、科学的に効果があるとされるやり方でも、性格タイプ別に効果を測定してみれば、だいぶ結果に違いが出そうです。
童話マトリックスを片づけに応用すると?
これを片づけに応用してみると、こんな問いが考えられると思います。
Q)1ヶ月後に、自宅に、どうしても断れない来客の予定が入りました。今、部屋はカオス状態です。どうしますか?
もちろん、もともと「片づけ」が習慣化されていて、カオス状態になんてならないよ、という人は例外です。
でも、多くの人は、片づけは、夏休みの宿題と似たような位置づけで、「できることならやりたくないけど、必要に迫られればやらなきゃいけないこと」的なものだと思います。
だとすれば、先ほどの質問に対しても夏休みの宿題と似た感じで、タイプが分かれるだろうと想像できます。
① 来客が決まった日にざっと終わらせ、当日までは細かいところをチェック
② 当日の朝、来客時間ギリギリまで猛ダッシュで片づける
③ 序盤に前倒しで計画し、コツコツ分散して片づけていく
④ 計画を立てても思い通りに進まず、数日前から焦りつつ、できる範囲で片づける
夏休みの宿題と、同じタイプになったでしょうか?
この違いは大きくて、性格タイプに合った「やり方」を選ばないと、うまく成果を出せなかったり、続かなかったりします。
次回から、1つずつタイプ別に、「片づけ術」を考察してみたいと思います。
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