もらいものを捨てたら、嫌われる?
もらいものって捨てにくいですよね〜・・・
・せっかく〜さんからもらったものなんだから
・ちゃんと使わずに(食べずに)捨てたことが知られたら嫌われるから
・まして手作り品となれば、作った人の時間や労力を踏みにじることになっちゃうから・・・!
どれもこれも実に正当な理由なように思います。
”触らぬ神にタタリなし”とばかり、むしろ積極的に取り置いてしまうことは日本人あるあるかもしれません。
でも、若いうちはそれでいいんですが・・・
半世紀近く生きていると、もらいものも溜まりに溜まってえらいことに。
そろそろ終活しなきゃいけないって時にはもうお手上げ状態になってしまい、結果、残された家族がその重荷を背負うことになります。
家族に迷惑かけたくない、"立つ鳥跡を濁さず"の方がいい?
それならぜひ、溜め込み続けた「もらいもの」とも、生きているうちに向き合ってみましょう。
判断するには、「自問自答」
どんなモノでも、いるのかいらないのかを判断するには、「自問自答」をすることになります。
問題は、その「自問」がどうしてもワンパターンになりがちだ、ということ。
例えば、
「いる?いらない?」・・・「う〜ん」
「ときめく?ときめかない?」・・・「う〜ん」
「使う?使わない?」・・・「う〜ん」
ここらへんで、ネタ切れ。
結果、「決着つかず」と先延ばししてしまいます。
これでは、ほとほと疲れてしまいますよね。
そうならないためには、この「自問」の引き出しを少しずつ増やしていくのがオススメです。
例えば、もらいものに対して、こんな「問い」はいかがでしょうか。
もらいもののいるいらないを見極めるための4つの質問
Q1>いつ、どこで、誰にもらったものだろう?
Q2>その人は、何のためにくれたんだろう?
Q3>その時、自分はどんな気持ちで、何をしたんだろう?
Q4>万が一、これを捨てたことをその人が知ったら、どう思うだろう?
おそらく、Q4は、普段から無意識的に自問していることなのではないでしょうか。
そして、「悲しむだろう」と想像し、「申し訳ない」と思い、「とり置く」というパターン。
これだけだと、この先も同じことが繰り返されてしまいます。
なので、少々めんどくさいのですが、Q1〜Q3を考えてみる、というのが処方箋です。
例えば、「数ヶ月ほとんど使っていない、いただきものの手縫いのマスク」でやってみます。
Q1>いつ、どこで、誰にもらったものだろう?
A1>1年前、〜で、Aさんにもらった。
Q2>その人は、何のためにくれたんだろう?
A2>私が必要な時に使うためにくれたんだろう。
Q3>その時、自分はどんな気持ちで、何をしたんだろう?
A3>ありがたいと思って受け取り、お礼を言い、後日お菓子を渡した。
ここまでプロセスを踏んでから、いつものQ4に答えてみます。
Q4>万が一、これを捨てたことをその人が知ったら、どう思うだろう?
例えば、私はこんな答えが出てきました。
A4>わからない。でも、捨てたことを理由に、自分のことを嫌いになったり、悪口をいいふらしたりはしないと思う。
こうしてみると、自分がAさんのことを決してないがしろにしているわけではなく、むしろ信頼しているなあ、ということに気づいたりします。
そうなると・・・
捨てようとしている自分を責める気持ちがおさまり、納得して、感謝して、紙に包んだりして・・・手放すことができるんです。
もちろんこれは私の主観なので、万人に効くかどうかはわかりませんが、よければ試しにいかがでしょうか。
■片づくマインド・名言シェア61
所有すればするほど、とらわれてしまうのです。
より少なく所有すれば、より自由でいられます。
マザー・テレサ
人とのつながりは胸にしまい、所有は手放し、
よりハートフルに、自由に生きられますように。
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