第6波の減衰が緩慢な理由
オミクロンの流行による第6波はこれまでの波に比べると格段に大きな流行波です (図1)。第5波が収まった2020/2/1-2021/12/1までの22ヶ月間の感染者数 (PCR陽性者) は1,722,786人ですが、2021/12/1-2022/3/1の3ヶ月の感染者数は3,333,413人にもなります$${^{1)}}$$。第6波では短期間に2倍の感染者をだしていることになります。
しかしこの流行波の基本再生数はこれまでのものと大きな差はありません$${^{2)}}$$。