iPhoneの標準アプリだけでミュージック&ビデオを制作する
iPhoneのみでアンビエントミュージックとそのビデオを作りました。アンビエントミュージックとは、リズムやメロディよりも音色や雰囲気を重視した環境に溶け込んだ音楽のことをいいます。ブライアン・イーノやエイフェックス・ツインが有名です。最近では青山ミチルという方が毎日アルバムをリリースしていてかなり気になっています。
使ったiPhoneアプリは作曲にGarageBandと動画にiMovieです。どちらもiPhoneに標準で入ってます。GarageBandは本格的に作曲が出来ますが、iMovieに至っては簡易的な動画編集機能しかありません。
こちらが完成したものです。以下で制作過程を簡単に説明します。ある程度の基本操作ができることを前提としています。
GarageBand
曲は朝の森をイメージして制作しました。タイトルはそのまんまのMorning Forest
iMovie
次にiMovieでビデオを制作します。さきほど制作した曲の主役であるPadにあわせてグラデーションを回転させるビデオを制作したいと思います。
素材はバックグラウンドのグラデーションを使うので特別な素材は用意していません。グラデーションは縦方向と横方向(正確には若干斜め)の2種類があるのが分かります。これらをクロスディゾルブで繋げるとグラデーションが回転しているように見えます。クロスディゾルブとはクリップが次のクリップに徐々に切り替わる演出をいいます。本来は回転機能があればいいのですが、iMovieにはないので苦肉の策です。
16小節までは曲のPadとビデオとシンクロさせて聴覚(曲)に対して視覚(ビデオ)を慣れさせます。聴覚に対して視覚が慣れてきたころの16小節目から鳥の鳴き声が入ってくるように曲を作っています。
1小節目から鳥の鳴き声を入れると聴覚と視覚の処理が複雑になり脳が混乱します。あくまで個人的な考えですが。
曲を作ってからビデオを作成しているようにみえますが、実際にはそれぞれを並行して制作しています。時間にとらわれることなく、どこでも制作活動できるのがiPhoneのメリットです。というわけでiPhoneの標準アプリのみでミュージック&ビデオを制作しました。