コロナ禍で危険視される糖尿病リスクとは?筋トレによる予防と初期治療
新型コロナによる生活変化がもたらした健康リスクの一つが、糖尿病の悪化です。日本医療・健康情報研究所のプレスリリースによると、外出自粛による健康診断や人間ドックの受診減少を4割の医師が実感しており、糖尿病リスクが高まっていると8割の医師が警告の意を示しています。
ただでさえコロナ禍によって運動不足傾向が強まり、コロナ太りを感じる人が増えています。今こそ、糖尿病の予防や早期治療法について正しい知識を学んでおきましょう。
本当に怖い糖尿病:医学的メカニズムと健康リスク
糖尿病は、1型糖尿病、2型糖尿病、その他特定の機序・疾患によるもの、妊娠糖尿病の4種類に分かれます。
そのうち95%が生活習慣病である2型糖尿病です。
糖尿病が恐ろしい理由は、深刻化するまではほぼ症状が出ないということ。血糖値や尿糖、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値を定期検診で計測しない限り、糖尿病の徴候を自覚するのは難しいのです。
血中の糖が増えることによって、ボロボロになった血管は様々な臓器に障害を引き起こします。たとえば目の血管がダメになれば糖尿病性網膜症によって失明のリスクを負います。腎臓に障害が起きれば、糖尿病性腎症によって人工透析が必要です。心臓の血管がダメージを受ければ、心筋梗塞につながります。
糖尿病を一度発症してしまうと、完治することはありません。様々な合併症が起きると、日々の生活が制限されるのはもちろんのこと、症状を緩和するために多額の医療コストを支払うことになります。
糖尿病の初期段階であることが血液検査で判明した時点で、運動やダイエットに取り組めば2~3ヶ月で正常値に戻ることがほとんどです。
糖尿病予防や初期の糖尿病治療には筋トレ!
糖尿病の予防や初期段階での治療をするためには、食事と運動を改善していく必要があります。食事療法の基本は、適切なカロリー制限と糖分摂取を減らすこと、栄養素のバランスをとることです。
合わせて、筋トレを行いながら、良質なタンパク質を適切に摂取することも推奨されます。筋肉にはエネルギーの貯めこみ、血糖値の調整を行ってくれる働きがあります。筋肉量を増やすことは、糖尿病予防や早期治療に効果的なのです。
近年では筋トレの有用性に関する研究が進められており、筋肉から分泌されるホルモン「マイオカイン」が脂肪組織や肝臓、大腸、脳など全身の様々な臓器の代謝調節していることが明らかになりました。糖代謝の調節にも関係するため、糖尿病対策における筋トレの重要性がますます分かってきたのです。
糖尿病の不安を感じている人は、医療機関の受診と合わせてぜひ運動習慣の改善を行ってみましょう。
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