有酸素運動VS筋トレ:運動不足で健康に不安を感じる人がやるならどっち?
厚生労働省の国民健康・栄養調査(令和元年)によると、運動習慣のある人の割合は、男性全体で33.4%、女性全体で 25.1%。
なかでも40代の男性は約18.5%、女性の30代だと9.4%の人しか運動習慣がないことが示されています。
健康のために少しでも運動しようと試みる人の多くが、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を始めます。
体脂肪を燃焼させることで生活習慣病を予防できる有酸素運動はもちろん大切です。
しかし、実は有酸素運動だけではあなたの健康を守るには足りません。あわせて「筋トレ」を行うことが健康維持には不可欠なのです。
筋トレの知られざる効能
筋トレの重要なポイントは、筋肉量を増やすだけではなく、全身の筋肉に刺激を与えることです。
そのため老若男女問わず、無理のない負荷で続けることができますし、健康促進にも高い効果を示します。
30歳以降、人間の筋肉(骨格筋)は放っておくと10年ごとに3~8%ずつ減少していきます。50歳以上になると、さらに筋肉が減るスピードが早まり、転倒によるケガや病気のリスクが高まります。
筋肉量の少ない高齢の男性は、多い男性に比べると死亡率が約2倍になることも厚生労働省の研究で明らかになっています。
近年注目が高まっているのが、筋トレで骨格筋に刺激を与えることで分泌されるマイオカインというホルモンの効能です。
マイオカインは大腸がんや肥満、糖尿病を抑制し、脂肪肝の改善や動脈硬化、認知症の予防にまで効果を発揮することがハーバード大の研究から分かっています。
健康維持において筋トレが果たす役割はさらに大きくなっているといえるでしょう。
有酸素運動よりも正しい知識とサポートが必要な筋トレ
ウォーキングやスイミングといった有酸素運動は比較的個人で取り組みやすく、各々のペースで続けやすい運動です。
それに対し、正しい方法を覚えないと害になる可能性すらあるのが筋トレです。
無理なトレーニングを続けてしまうと、筋肉がうまくつかないばかりケガや体の故障につながります。
筋トレで効果を出すには、適切なフォームや回数、休息のとり方など運動生理学に基づいた知識が必要なのです。
いくら筋トレが健康によくても、正しい知識を学んでひとりで取り組むのは難しいという人は、一人ひとりの体の状態に合わせてプログラムを組んでくれるパーソナルジムでのトレーニングが向いています。
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これから筋トレを始めたい方は、体に無理をさせる前にぜひ気軽にご相談下さいね。