美容の大敵「便秘」対策は食事改善だけでは不十分?筋トレで快便を目指そう
健康と美容の観点から最近注目が高まっている腸活。腸内環境を整えるために、乳酸菌や食物繊維を積極的にとっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、なかには腸によい食事を心がけているにも関わらず、便秘に悩む人がいます。
2020年8月に森永乳業が実施した大腸環境の全国実態調査によると、日本国民の37.3%が腸の不調を感じており、その半数近くが便秘症状を示していることが明らかになっています。
便秘はどうして起こるのか、食生活の改善だけでは便秘が解消できない人に向けて、トレーニングのプロの視点から効果的な便秘対策をお伝えします。
便秘の仕組み:便秘が改善しづらい人は腹筋不足の可能性大!
72時間以上便が出ない状態のことを便秘、そして便の回数が1週間に3回未満の状態が続いている状態のことを慢性便秘といいます。
便秘の仕組みは、要因別に4通りに分かれます。
大腸の運動機能の低下で生じる「弛緩性便秘」
大腸の過緊張で起こる「けいれん性便秘」
直腸の排便反射が起こらず便が停滞する「直腸性便秘」
イレウス、大腸がん、腸管癒着などが原因となる「器質性便秘」
このうち、最も割合が多い便秘は①です。その理由の一つとして、内臓器官の機能を制御する自律神経の問題が挙げられます。
副交感神経が優位なリラックス状態であれば問題ありませんが、ストレスや冷えなどによって交感神経が優位になると、腸の動きは途端に鈍くなります。
特に女性の場合は、月経前の黄体期にホルモンの影響で便が固くなりやすく、結果として便秘に陥りがちです。
食物繊維や発酵食品をとるといった食生活の改善は便秘対策の重要なポイントなのですが、実はそもそも便を押し出す筋肉の力が不足していることも多く、食事改善だけでは便秘の解消につながらないケースもよく見られます。
全体的にスマートなのに下腹が出ている人や様々な対策をしても便秘が治らない人には、便を押し出す下腹部の筋肉の筋トレをおすすめしています。
便秘解消につながる効果的な筋トレとは
便秘を改善するために鍛えるべき筋肉は、ずばり腹筋です。特にへその下に位置するS字結腸周辺の深層筋「腹横筋」をしっかりと鍛えるのがポイントです。
腸のなかでも直腸の手前にあるS字結腸は便が滞りやすい箇所なので、周囲を包みこむ腹横筋に力が入れば便通がぐっと楽になります。
しかし腹筋の中でも一番深いインナーマッスルである腹横筋は、自己流だと鍛えるのが難しいと感じる人がほとんどです。
八王子のパーソナルトレーニングジムMB-styleでは現在、無料カウンセリングや無料体験を行っております。腹横筋を効果的に鍛えるポイントをぜひ体感しに来ていただければ幸いです!