短編小説 「ベター・コール・ソウル」へ愛を込めて #2/2
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「……」
「彼はもっと君に感謝しなきゃね、君は家の中で女王のようにいればいいんだ。ただそこにいればいいだけなんだ。」
「その女王からこんなに気にかけてもらうだけでも有難いと分からせないと。」
「そう、君は指示だけして、あとは働き蜂にやらせておけばいいんだよ」
「さあ、女王様、今日はこれから何をする?」
「…ハハ、まずは働き蜂をしつけないとね。そしたら、出かけて、ハニーパイでも召し上がってくださいませ、女王様。」
「働き蜂に電話を代わって」
「ハイ、ヨシ!