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「いつでも聞いて」は無責任!指導の新常識

新入社員を始め、後輩の育成に携わっているリーダーは多いですね。後輩に指示をする時、こんなこと言ってませんか?。「わからない時はいつでも聞いて」これ、絶対にやめて。だって意味がないから。今回は言ってしまいがちな、「いつでも聞いて」がなぜいけないのか、どうすればいいのかをご紹介します。


「わからなかったら、いつでも聞いて」がダメな理由

ひとしきり指示を出したあとに放つ言葉。それが「わからない時は、いつでも聞いて」ですね。これ言っとけば、いいだろうとほぼほぼ考えなしに言ってないですか。親切そうで聞こえはいいけど、全然親切じゃないんです。

ちょっと立場を変えて考えてみましょう。
新入社員時代思い出してください。
先輩から指示受け、「わからなければ、いつでも聞いて」と言われたことを。

仕事を始めてみると、わかっていたようでわかっていなかったこと、ありましたよね。そんな時「先輩はいつでも聞いていいって言っていたけど、聞きづらいな・・・」そう思いませんでしたか?忙しそうにしている先輩を目の前に、なかなか聞けずにモジモジしてませんでしたか?

私には経験があります。
先輩が忙しそうにしていて、気後れしてしまったこと。それで質問するタイミングを逃してしまい、後手後手に回り、納期の直前に先輩に泣きつく・・・みたいなこと。

多くの方が身に覚えがあるのではないでしょうか。「確かに!」という心の声が聞こえてきそうです。あなたの新人若手時代にもあったように、今の新人だってあなたが味わったように、気遅れしてるんです。わからないこと質問できずにいるんですよ。

ですから「わからない時はいつでも聞いて」に変わるフレーズをもちましょう。


「わからないことが、わからない!」新人のリアルな声を紹介

では、フレーズの前に新人の声をご紹介します。

「先輩から仕事の指示を受けるんですけど。"わからないことない?"って聞いてくれるんですが、正直その場では”わからないことが、わからない”んです。だから質問すら浮かびません。それで先輩から言われた仕事をやってみて初めて、わからないことが出てくる。で、質問しようと思うと、先輩たち忙しそうで…質問できないんですよね」

これ研修の時に聞いたリアルな声なんですよ。これを聞いたときに、「なるほどなぁ~、そうだよな~」って思いました。と同時に、先ほどご紹介した自分の新人時代の経験を思い出させられました。

超おススメ「10分後の質問タイム」

こんな新人に対してリーダーである皆さんがすべきこと。私がオススメをしているのは、指示した10分後の質問タイムです。

仕事の指示を出した後、こう伝えてみてください。

「まずはこの仕事に取り組んでみて。10分後に話を聞く時間を取るから、その時に困ってることとか、質問したいことを聞いて!」

新人にとってみれば、ビクビクしながら声をかける必要もなくなります。そして、リーダーにとっても、新人とのコミニケーションの場にもなりますし、あわや納期遅れと言う事態を防ぐこともできるでしょう。

「10分後の質問タイム」は、新人、リーダー双方にwin winになるんです。
ぜひお試しあれ!

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