創造性を育む小学校期と運をつかむ行動力。
京都伊勢丹で開催されていた、
安野光雅追悼展「安野先生のふしぎな学校」に行ってきました。
最終日だったからかお昼前に着いた時にはすごい行列で、入るまで20分くらい待ちました。
小4娘と一緒に行っていて人混みに疲れてきた娘に合わせたこともあり、じっくり見てないところもありますが、
印象に残ったことから、教育や発想について思うことを書いてみます。
創造性が育まれる環境とは
安野光雅さんは、1926年生まれで島根県津和野町というところのご出身。2020年12月にお亡くなりになりました。
幼少期を過ごされた環境は、山に囲まれて他に何もないようなところだったのだとか。
何もないから空想して遊ぶことを覚え、周りの人が何を話しているか想像して楽しんだこともあったそう。
遊び=創造性
今の時代では、自然と得ることが難しくなっていそうですが、
ない→想像・創造する→おもしろい→さらに工夫
物質的な豊かさがないことで生まれる想像の豊かさみたいなものを感じました。
今の赤ちゃんでもおもちゃを与えるより、そばにあるもので遊ぶこともよくありますよね。
きっかけより取り組みが大事
安野光雅さんは、絵を描かれる前に学校の先生をされていたそうですが、
採用試験の時にピアノが弾けると嘘をついて、採用されてから慌てて猛練習したのだそうです。
嘘をつくのはよくないことではありますが、やってみたいことに対してチャレンジする。
条件を基準にするのでなく、やりたいかを基準にする。
きっかけはなんであれ、得た機会をしっかりつかむ。
例えば、やってみたい仕事を見つけたが、年齢や経験が少し先方の条件に合わない時なんかにダメ元と思って受けてみる。
案外合わない条件は、小さなことでくつがえることもあったりするんですよね。
教員をされたから生まれている絵本たちに会えてよかった。嘘ついてくれてありがとうって思わせてくれる。すげー!
インタレストに全集中
安野先生の言葉で、
ImportantよりInterest!
という言葉があります。
Interestに突き動かされるからこそ、
創造も学びも深まっていく。
逆に言うと、
Interestがないと物事を深めることは難しい。
そんな風に解釈できるのではないか。
子供が夢中になれるものを妨げない。
ゲームだって、アニメだって、漫画だって。
目が悪くなるとか、他に支障があるまでいくと微妙ですが、好きなことはやらせる方針でいたいなと思いました。
自分にも言えて、
損得で物事を選ばない。やりたいことからやる。など、忘れたくないですね。
言語を超えるものはある
私が安野光雅さんを知ったのは「旅の絵本シリーズ」でした。
絵本なのに文字がない。
だけど、絵の情景から気持ちが伝わる。
すごく不思議な世界だな、と思ったことを覚えています。
「国際アンデルセン賞 画家賞」をはじめ、「ケイト・グリーナウェイ賞」(イギリス)、「最も美しい50冊の本賞」など国際的な賞を受賞され、
言葉を超えるものが確かにあることを証明してくれた作家さんでもあるんですよね。
さんすうの展示で、数字の絵があったのですが、これが物事すごく楽しめました。娘も夢中で数を数えてました。
こんな教材で教えてくれる先生、私も習いたかった!と思いましたよー
安野モヨコさん講演会
安野光雅美術館を調べていたら、なんと今週末に安野モヨコさんの講演会があるそうです!
安野モヨコさんは、安野光雅さんからペンネームを取っておられるんですよね。庵野秀明監督ではなく。
どれだけアンノという響きに縁があるの!とびっくりします。
憧れの人から何かをもらう。名前なんてステキだなと思いました。
安野モヨコさんのnote貼っておきます。愛があふれるって周りにも伝染するなぁ。ほっこりしました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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